ビルド手順
From OpenSimulator
このページでは OpenSim ソースコードを様々なプラットフォームでビルドする方法について説明しています。
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OpenSim のダウンロード
OpenSim のソースリリースを入手する方法は、ダウンロード ページに記載されています。
MS Windows
最終更新日: Feb.15.2010
OpenSim は .Net Framework 3.51 または Mono 2.4.2.3 以上必須です。次のコンパイラをサポートしています:
.Net Framework は右のリンクから入手可能: www.microsoft.com/downloads/details.aspx
- Microsoft Visual C# Express Edition (※ Visual C++ ではありません)
新しい URL: http://www.microsoft.com/express/Windows/ ( The Visual Studio® 2010 Express )
※ IDE でコンパイルしたい場合は、 C# express 2008 または Visual Studio 2008 が必要です。
※ Microsoft C# Express v9 でも .Net 3.5 をインストールできますが、ビルド・パスのエラーが出ます。 回避するには、(Windows XP 以上で標準インストールされる).Net Framework 2.0 をインストールしましょう。
※ Windows Vista 64 ビット版でも、次のようなテクニックでビルドすることができます:
- ソリューションエクスプローラから OpenSim プロジェクトのプロパティを表示して、プラットフォームに x86 を選択し、リビルドします。
- ソリューションエクスプローラの bin フォルダ配下の OpenSim.exe を選択してプロパティを表示し、Windows XP SP2 互換モードを選択して、管理者として実行します。
ビルド
- ディレクトリの最上層で、'runprebuild.bat' ファイルを実行します。Visual Studio 2008 のソリューションファイル、NAnt ファイル、'compile.bat' ファイルを作成してくれます。
- 作成された .sln ファイルを Visual Studio で開き、そこでビルドするか、
- 'compile.bat' ファイルを実行します。MSBuild を使って実行ファイルをビルドしてくれます。
- NAnt のほうを使いたい場合、NAnt をディレクトリの最上層で実行します。実行ファイルをビルドしてくれます。
実は、実行環境には一部のディレクトリ・ファイルが必要なだけで、その他のファイルはソースコードやビルドプロセスのためにだけ使用されます:
addon-modules bin doc share ThirdParty ThirdPartyLicences BUILDING.txt CONTRIBUTORS.txt LICENSE.txt README.txt TESTING.bat
実行
bin/OpenSim.ini.example ファイルを bin/OpenSim.ini にコピーして、編集します。
最初は OpenSim のスタンドアロン・セットアップを作りたいのだという想定から、 サンプルの OpenSim.ini ファイルには既にスタンドアロン環境構築にふさわしい [Architecture] 設定が記載されています。 そこには、bin/config-include/StandaloneCommon.ini.example へのインクルード参照が含まれています。
同様に、bin/config-include/StandaloneCommon.ini.example ファイルを bin/config-include/StandaloneCommon.ini にコピーして、編集します。 OpenSim の安定稼働のために、キャッシュを設定することをおすすめします。bin/config-include/StandaloneCommon.ini に記述されているキャッシュから選択してください。
bin ディレクトリ配下の OpenSim.exe 実行ファイルをダブルクリックします。OpenSim がスタンドアロンモードで起動します。
Visual Studio 2008 の C# デバッガでコードのステップ実行ができます。Cygwin シェルを使っている場合は、1つ以上の DLL が実行を妨げる権限設定となっている可能性があります。 bin ディレクトリ配下を "chmod 777 *" することでたいていは解決します。
Windows Vista
Windows Vista でどうささせる場合は、 Windows ファイアウォールを無効にする必要があると、一部の利用者から報告が上がっています。Vista の「スタート」 ボタンで、「コントロール パネル」 、 「セキュリティ」 、「Windows ファイアウォール」 を選択します。「Windows ファイアウォールの有効化または無効化」をクリックします。管理者のパスワードまたは確認を求められ、その後、 「無効 (推奨されません)」 を選択します。「OK」 を選択して、Windows ファイアウォール設定ウィンドウを閉じます。
マカフィー・インターネットセキュリティがインストールされている場合、次項を参照してください。
全てのセキュリティ設定を無効にした後、OpenSim.exe を右クリックして 「管理者として実行」 を選択します。 管理者のパスワードまたは確認を求められるので、「許可」を選択します。OpenSim サーバは DOS 窓で動作して接続を受け付けるようになります。
マカフィー・インターネットセキュリティ
マカフィー・インターネットセキュリティは特別に指定されない限り、アプリケーションがポートを監視することを許可していません。2つの対策があります。 1) ファイアウォール・プロテクションを全部無効にしてしまう、または、2) OpenSim.exe がポートを開けるようにする、のいずれかです。
ファイアウォールを無効にする
McAfee SecurityCenter を開きます。「インターネットとネットワーク」を選択します。左下に「設定」という小さなリンクが表示されています。これをクリックします。 ウィンドウの右側に、「ファイアウォールによる保護が有効です」と表示された項目があります。ここで「オフ」を選択します。
OpenSim.exe がポートを開けるようにする
McAfee SecurityCenter を開きます。「インターネットとネットワーク」を選択します。左下に「設定」という小さなリンクが表示されています。これをクリックします。 ウィンドウの右側に、「ファイアウォールによる保護が有効です」と表示された項目があります。「詳細設定...」ボタンをクリックします。新しいウィンドウが出てきます。
新しいウィンドウの左側で、「プログラム許可機能」を選択します。ウィンドウの右側の真ん中あたりに、「許可されたプログラムを追加」ボタンがあります。 開いたダイアログで OpenSim の実行ファイルを探して選択します。
最後に、「OK」ボタンを押して McAfee SecurityCenter ウィンドウを閉じます。
Linux/Mac OS X/FreeBSD
Linux 環境で動かすのにいちばん簡単なのは、Ubuntu 10.04 32 ビット版です。これは Linux を使用している開発者のなかでいちばん使用されているディストリビューションです。手っ取り早く動かしたいときは、これでやってみてください。
Linux ディストリビューションの多くが (Ubuntuも含みます) "mono-runtime" パッケージだけがインストールされた状態で出荷されています。 しかし、OpenSimurator の一部の機能、例えば LSL スクリプトコマンドを使用できるようにするには "mono-complete" パッケージもインストールする必要があります。
Ubuntu
古いディストリビューションを使用している Ubuntu ユーザは、Mono を 2.4 以上にアップグレードする必要があります。Mono をアップグレードする必要がある人はみんな、Update Mono on Ubuntu を読んでください。
Ubuntu Karmic (9.10) は mono 2.4.2.3 パッケージを含みます。
Ubuntu Lucid (10.04) は mono 2.4.4 パッケージを含みます。
Ubuntu Maverick (10.10) は mono 2.6.7 パッケージを含みます。
ビルド方法:
sudo apt-get install nant mono-gmcs libmono-microsoft8.0-cil \ libmono-system-runtime2.0-cil libgdiplus libmono-i18n2.0-cil libmono-oracle2.0-cil
opensim を ダウンロード
cd opensim ./runprebuild.sh nant
openSUSE 10.3/11/11.1
openSUSE 11.1, 11 または 10.3 を標準でインストールして、オンラインリポジトリを追加します。 インストールが終わったら、オンラインアップデートでパッケージを全て最新にします。
スタンドアロンモードで OpenSim を動作させるのに、yast で以下をインストールします。 (10.3 と 11/11.1 との間で若干差がありますが、以下の手順は同じです)
subversion nant mono-jscript - mono-core がインストールされているか確認します
インストールされていなかったときは、
sudo zypper install mono-data-oracle
OpenSuSE 11.1 ユーザ向けのヒント - 'zypper' ツールを使ってコマンドラインでパッケージをインストールできます。例えば、'nant' をインストールするには、次のようにします:
sudo zypper install nant
もし SQLite を単独で使いたい場合は、この記事の最後の項に進んでください。
- オプション MySQL - グリッドモードで OpenSim を動作させるために:
yast で以下の MySQL パッケージをインストールします。
mysql mysql-client mysql-administrator mysql-gui-tools mysql-query-browser
(Yast2 インストーラで MySQL を選択すると、他のパッケージが自動的に選択されます)
ビルド前に MySQL データベースを作成します。
/etc/init.d/mysql start mysql -u root -p -h localhost (パスワードを聞かれたらエンターキーを押してください)
mysql> create database opensim; mysql> use opensim; mysql> create user 'opensim'@'localhost' identified by 'thePassword'; mysql> grant all on *.* to 'opensim'@'localhost'; mysql> quit
※ grant all コマンドは、既にある MySQL 環境に OpenSim 用のデータベースを追加する場合は異なることがあります。
現在のビルドで、OpenSim.ini.example ファイルからコピーした後、bin/OpenSim.ini の中の接続文字列を設定します。 SQLite から MySQL に移行する場合は、MySQL の接続文字列は bin/Region/*.xml ファイルにもあります。
※ 最初からある SQLite データベースを使用して始める場合、これは非常に重要なことです。
上記のインストールが完了後、bash ターミナルでビルドします。/opt に保存した場合、
su - cd /opt
opensim を ダウンロード
cd opensim ./runprebuild.sh nant
または、現在のバージョンでは(0.6以上)、単にこれだけ実行すればいいです:
make
以降、mysql-config の項を読んで他のサーバを起動することができるようになるか、OpenSim をスタンドアロンで起動するかできるようになります。