ビルド手順

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このページでは OpenSim ソースコードを様々なプラットフォームでビルドする方法について説明しています。<!-- Please help us keep this page up to date as the project progresses. -->単に OpenSimulator を起動させたいだけなら、バイナリディストリビューションを [[ダウンロード]] して [[設定|起動]] しましょう。ほとんどの場合、バイナリディストリビューションで充分なはずです。
 
  
==OpenSim のダウンロード==
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このページでは OpenSimulator ソースコードを様々なプラットフォームでビルドする方法について説明しています。<!-- Please help us keep this page up to date as the project progresses. -->単に OpenSimulator を起動させたいだけなら、バイナリディストリビューションを [[ダウンロード]] して [[設定|起動]] しましょう。ほとんどの場合、バイナリディストリビューションで充分なはずです。
  
OpenSim のソースリリースを入手する方法は、[[ダウンロード]] ページに記載されています。Git Master にある不安定なソースにどうしても興味のある方は、[[Using Git]] で取得方法を確認してください。ソースを取得したら、以下の手順でビルドしてください。
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== OpenSimulator のダウンロード ==
  
==一般的な注意事項==
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OpenSimulator のソースリリースを入手する方法は、[[ダウンロード]] ページに記載されています。Git Master にある不安定なソースにどうしても興味のある方は、[[Using Git]] で取得方法を確認してください。ソースを取得したら、以下の手順でビルドしてください。
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== 一般的な注意事項 ==
  
 
このページに長々と記載されてはいますが、ビルドは本来極めてシンプルなものです。配布物の中にある BUILDING.txt([[日本語訳(BUILDING.txt)|日本語訳]]) ファイルに、単純化した手順が記載されていますので見てください。このページではビルドの前にしないといけないことを説明しています。
 
このページに長々と記載されてはいますが、ビルドは本来極めてシンプルなものです。配布物の中にある BUILDING.txt([[日本語訳(BUILDING.txt)|日本語訳]]) ファイルに、単純化した手順が記載されていますので見てください。このページではビルドの前にしないといけないことを説明しています。
  
===設定ファイルについて===
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=== 設定ファイルについて ===
  
 
バイナリディストリビューションと違い、OpenSimulator のソースディストリビューションにはデフォルトの設定ファイル、例えば、'''OpenSim.ini''' や '''StandaloneCommon.ini''' が入っていません。このため、自分で作成する必要があります。[[設定]] ページをよく確認して、''"APPLICATION EXCEPTION DETECTED: System.UnhandledExceptionEventArgs Exception: System.Exception: Configuration file is missing the [SimulationDataStore] section"''(= OpenSim.ini ファイルがない) や ''"Error loading plugin from OpenSim.Services.FriendsService.dll, exception System.Exception: No StorageProvider configured"''(= *Common.ini ファイルがない) で悩むようなことがないようにしましょう。
 
バイナリディストリビューションと違い、OpenSimulator のソースディストリビューションにはデフォルトの設定ファイル、例えば、'''OpenSim.ini''' や '''StandaloneCommon.ini''' が入っていません。このため、自分で作成する必要があります。[[設定]] ページをよく確認して、''"APPLICATION EXCEPTION DETECTED: System.UnhandledExceptionEventArgs Exception: System.Exception: Configuration file is missing the [SimulationDataStore] section"''(= OpenSim.ini ファイルがない) や ''"Error loading plugin from OpenSim.Services.FriendsService.dll, exception System.Exception: No StorageProvider configured"''(= *Common.ini ファイルがない) で悩むようなことがないようにしましょう。
  
===Linux での近道===
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=== Linux での近道 ===
  
 
Linux で一番簡単に動作させることのできるプラットフォームは 32 ビット版 Ubuntu です。Linux を使っている開発者が一番使っているのがこれです。手っ取り早く動かす方法をお探しなら、[[#Ubuntu|こちら]] へどうぞ。
 
Linux で一番簡単に動作させることのできるプラットフォームは 32 ビット版 Ubuntu です。Linux を使っている開発者が一番使っているのがこれです。手っ取り早く動かす方法をお探しなら、[[#Ubuntu|こちら]] へどうぞ。
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'''(Ubuntu を含む) 多くのディストリビューションでは、"mono-runtime" パッケージだけがインストールされた状態になっていますが、LSL スクリプトコマンドなど、OpenSimulator の一部の機能を動作させるためには、"mono-complete" をインストールする必要があります。'''
 
'''(Ubuntu を含む) 多くのディストリビューションでは、"mono-runtime" パッケージだけがインストールされた状態になっていますが、LSL スクリプトコマンドなど、OpenSimulator の一部の機能を動作させるためには、"mono-complete" をインストールする必要があります。'''
  
== MS Windows ==
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== MS Windows ==
  
OpenSim の動作には [http://msdn.microsoft.com/ja-jp/netframework/cc378097 .Net Framework version 3.5] または [http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html Mono 2.4.3 以降] が必要です。  
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OpenSimulator の動作には [http://msdn.microsoft.com/ja-jp/netframework/cc378097 .Net Framework version 3.5] または [http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html Mono 2.4.3 以降] が必要です。  
  
=== サポートされているコンパイラ ===  
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=== サポートされているコンパイラ ===
 
* Visual Studio 2010
 
* Visual Studio 2010
 
* Visual Studio 2008
 
* Visual Studio 2008
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=== 補足 ===
 
=== 補足 ===
  
* 64 ビット版 Windows(Vista, Windows 7 ...) でも OpenSimulator を起動できますが、Visual Studio でデバッグする場合は、OpenSim.32BitLaunch をソリューションに追加して、スタートアッププロジェクトに設定しなければなりません。詳細は [http://blog.tedd.no/2008/12/05/opensim-in-visual-studio-on-win64/ OpenSim in Visual Studio on Win64@Tedds blog] を確認してください。
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* 64 ビット版 Windows(Vista, Windows 7 ...) でも OpenSimulator を起動できますが、Visual Studio でデバッグする場合は、OpenSim.32BitLaunch をソリューションに追加して、スタートアッププロジェクトに設定しなければなりません。詳細は [http://blog.tedd.no/2008/12/05/opensim-in-visual-studio-on-win64/ OpenSimulator in Visual Studio on Win64@Tedds blog] を確認してください。
  
 
*Cygwin シェルを使っている場合、"<tt>chmod 755 *.dll *.exe</tt>" を <tt>bin</tt> ディレクトリで実行して DLL のパーミッションに関する問題を解決しなければならないことがあるかもしれません。
 
*Cygwin シェルを使っている場合、"<tt>chmod 755 *.dll *.exe</tt>" を <tt>bin</tt> ディレクトリで実行して DLL のパーミッションに関する問題を解決しなければならないことがあるかもしれません。
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  xbuild
 
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mono 2.6 系の時点では、xbuild で OpenSim を完全にビルドすることができます。xbuild は Ubuntu の '''mono-complete''' に含まれていますので、xbuild より nant を使いたいという特段の理由がなければ、他のパッケージをインストールする必要はありません。この2つは、同じ C# コンパイラをそれぞれ別のビルドスクリプト形式で呼び出す別々のビルドシステムです。
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mono 2.6 系の時点では、xbuild で OpenSimulator を完全にビルドすることができます。xbuild は Ubuntu の '''mono-complete''' に含まれていますので、xbuild より nant を使いたいという特段の理由がなければ、他のパッケージをインストールする必要はありません。この2つは、同じ C# コンパイラをそれぞれ別のビルドスクリプト形式で呼び出す別々のビルドシステムです。
  
 
'''オプション (開発者向け):''' レグレッションテストスイートを実行するには、このように nunit-console をインストールします。
 
'''オプション (開発者向け):''' レグレッションテストスイートを実行するには、このように nunit-console をインストールします。
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  nant
 
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注) "System.DllNotFoundException: ./libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so" 問題の対応方法は、[[トラブルシューティング#System.DllNotFoundException:_..2Flibopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so|トラブルシューティングの手順]] の通りですが、 "make" ではなく "gmake" を使ってください。
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注) "System.DllNotFoundException: ./libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so" 問題の対応方法は、[[トラブルシューティング#System.DllNotFoundException: ..2Flibopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so|トラブルシューティングの手順]] の通りですが、 "make" ではなく "gmake" を使ってください。
  
 
ODE 物理エンジンでは、次の手順を実行します:
 
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== Debian ==
 
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Debian 4 (Etch) の debian.org でのサポートは終了しました。5 (Lenny) 以降にアップデートしてから OpenSim を起動しましょう。詳細は、[http://www.debian.org/releases/lenny/i386/release-notes/ch-upgrading.html Upgrades from previous release@debian.org] を参照してください。
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Debian 4 (Etch) の debian.org でのサポートは終了しました。5 (Lenny) 以降にアップデートしてから OpenSimulator を起動しましょう。詳細は、[http://www.debian.org/releases/lenny/i386/release-notes/ch-upgrading.html Upgrades from previous release@debian.org] を参照してください。
  
 
Debian 5 (Lenny) 以降では、次のように入力します。
 
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Latest revision as of 23:07, 3 March 2012


このページでは OpenSimulator ソースコードを様々なプラットフォームでビルドする方法について説明しています。単に OpenSimulator を起動させたいだけなら、バイナリディストリビューションを ダウンロード して 起動 しましょう。ほとんどの場合、バイナリディストリビューションで充分なはずです。

Contents

[edit] OpenSimulator のダウンロード

OpenSimulator のソースリリースを入手する方法は、ダウンロード ページに記載されています。Git Master にある不安定なソースにどうしても興味のある方は、Using Git で取得方法を確認してください。ソースを取得したら、以下の手順でビルドしてください。

[edit] 一般的な注意事項

このページに長々と記載されてはいますが、ビルドは本来極めてシンプルなものです。配布物の中にある BUILDING.txt(日本語訳) ファイルに、単純化した手順が記載されていますので見てください。このページではビルドの前にしないといけないことを説明しています。

[edit] 設定ファイルについて

バイナリディストリビューションと違い、OpenSimulator のソースディストリビューションにはデフォルトの設定ファイル、例えば、OpenSim.iniStandaloneCommon.ini が入っていません。このため、自分で作成する必要があります。設定 ページをよく確認して、"APPLICATION EXCEPTION DETECTED: System.UnhandledExceptionEventArgs Exception: System.Exception: Configuration file is missing the [SimulationDataStore] section"(= OpenSim.ini ファイルがない) や "Error loading plugin from OpenSim.Services.FriendsService.dll, exception System.Exception: No StorageProvider configured"(= *Common.ini ファイルがない) で悩むようなことがないようにしましょう。

[edit] Linux での近道

Linux で一番簡単に動作させることのできるプラットフォームは 32 ビット版 Ubuntu です。Linux を使っている開発者が一番使っているのがこれです。手っ取り早く動かす方法をお探しなら、こちら へどうぞ。

(Ubuntu を含む) 多くのディストリビューションでは、"mono-runtime" パッケージだけがインストールされた状態になっていますが、LSL スクリプトコマンドなど、OpenSimulator の一部の機能を動作させるためには、"mono-complete" をインストールする必要があります。

[edit] MS Windows

OpenSimulator の動作には .Net Framework version 3.5 または Mono 2.4.3 以降 が必要です。

[edit] サポートされているコンパイラ

  • Visual Studio 2010
  • Visual Studio 2008
どのエディションでも動作するはずです。無料の Microsoft Visual C# Express Edition も使えます。OpenSimulator は C++ でなく、C# で書かれていますのでご注意ください。
Visual Studio 2005 以前はもうサポートされていません(opensim-dev で提案されたときのメール, opensim-dev で承認されたときのメール)。

[edit] IDE でのコンパイル

  1. "runprebuild.bat" (2008 の場合) か "runprebuild2010.bat" (2010 の場合) を実行してください。
  2. 生成された "OpenSim.sln" を Visual Studio で開きます。
  3. [ビルド] (または [デバッグ]) -> [ソリューションのビルド] を選択します。

[edit] コマンドプロンプトでのコンパイル

  1. "runprebuild.bat" を実行します。
  2. 生成された "compile.bat" を実行するか "nant" を実行します。MSBuild(前者)かnant(後者)を使ってビルドが行われます。

[edit] 補足

  • 64 ビット版 Windows(Vista, Windows 7 ...) でも OpenSimulator を起動できますが、Visual Studio でデバッグする場合は、OpenSim.32BitLaunch をソリューションに追加して、スタートアッププロジェクトに設定しなければなりません。詳細は OpenSimulator in Visual Studio on Win64@Tedds blog を確認してください。
  • Cygwin シェルを使っている場合、"chmod 755 *.dll *.exe" を bin ディレクトリで実行して DLL のパーミッションに関する問題を解決しなければならないことがあるかもしれません。

[edit] Mac OS X

[edit] Mac OS X 10.5 以降, Intel

以下をダウンロードして、インストールするだけです。

XCode や MacPort は今では不要となっています(MacPort で mono の開発ライブラリと nant をインストールしても別に構いませんが)。

nano で OpenSimulator をビルドする場合、"Unable to locate 'mono' module using pkg-config. Download the Mono development packages" というエラーが表示される場合があります。XCode や MacPort が悪さしているのではないかと疑っています(これらを両方とも削除したらうまくいったので)。まあ原因はどうだっていいのですが、/usr/bin/nant スクリプトファイルに以下の行を入れて、この問題に対処しましょう。

#!/bin/sh
export PKG_CONFIG_PATH=/Library/Frameworks/Mono.framework/Libraries/pkgconfig    # これを追加
exec /Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.10.2/bin/mono \
    /Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.10.2/share/NAnt/bin/NAnt.exe "$@"

"runprebuild.sh" を実行した後、OpenSimulator を MonoDevelop でコンパイルすることができます。ソリューションファイル (*.sln) を MonoDevelop で開き、メニューから Build -> Build All を選択してください。

[edit] Mac OS X 10.4/10.5 on PowerPC


[edit] Ubuntu

(7.10, 8.04, 9.10 など) 古いディストリビューションを使っている Ubuntu ユーザは、 mono を 2.4.3 以降にアップグレードする必要があります。Mono をアップグレードする必要がある場合は、Update Mono on Ubuntu を参照してください。

Ubuntu Karmic (9.10) には mono 2.4.2.3 が入っています。

Ubuntu Lucid (10.04) には mono 2.4.4 が入っています。

Ubuntu Maverick (10.10) には mono 2.6.7 が入っています。

Ubuntu Natty (11.04) には mono 2.6.7 が入っています。

[edit] Ubuntu 10.04 以降

このバージョンでは、mono-complete をインストールするだけで大丈夫です。動作に必要な関連パッケージは一緒にインストールされます。まとめると、ビルドの手順はこうなります。

sudo apt-get install mono-complete
opensim をダウンロード
cd opensim
./runprebuild.sh
xbuild

mono 2.6 系の時点では、xbuild で OpenSimulator を完全にビルドすることができます。xbuild は Ubuntu の mono-complete に含まれていますので、xbuild より nant を使いたいという特段の理由がなければ、他のパッケージをインストールする必要はありません。この2つは、同じ C# コンパイラをそれぞれ別のビルドスクリプト形式で呼び出す別々のビルドシステムです。

オプション (開発者向け): レグレッションテストスイートを実行するには、このように nunit-console をインストールします。

sudo apt-get install nunit-console
nant test

[edit] RHEL, Fedora, CentOS その他 RedHat 系

OpenSimulator のバイナリディストリビューションを動かせるような状態で OpenSimulator をソースからビルドするには、mono の開発ライブラリと nant をインストールする必要があります。以下の両方の項を参照してください。

[edit] Mono ライブラリの取得

OpenSim.exe バイナリディストリビューションを動作させたときに、Mono を自分のディトリビューションのコアリポジトリからインストールした場合は、以下のように入力すれば大丈夫です。

sudo yum install mono-devel

そうでない場合は、次のように入力します(Mono 用の yum リポジトリの設定が済んでいる前提です)。

sudo yum install mono-addon-devel

どちらのコマンドも、関連パッケージを一緒にインストールします。

[edit] NAnt のインストール

"yum info nant" を実行して、nant のバージョンを確認しましょう。見つかったら、次のように入力すれば大丈夫です。

sudo yum install nant

これで、nant を普通に実行できます。

yum リポジトリに nant がなかった場合、もしくは、OpenSimulator を動作させるのにはあまりも古すぎると感じた場合は、NAnt を NAnt プロジェクトサイト から取得してください。そこにある User Manual に詳細な手順が載っています。0.90 時点では、スタートアップスクリプトを以下のように作成します(NAnt を /usr/local/nant に展開したという前提です)。

sudo vi /usr/bin/nant

ファイルの中には、このように書きます。

#!/bin/sh
exec mono /usr/local/nant/bin/NAnt.exe "$@"

それから、実行権限をつけます。

sudo chmod +x /usr/bin/nant

これで、runprebuild.sh を実行して OpenSimulator を nant でビルドすることができるようになります。

[edit] openSUSE

次のように入力します。

sudo zypper install nant

それから、runprebuild.sh と nant を実行します。関連パッケージも一緒にインストールされます。

[edit] FreeBSD

FreeBSD 6.2 では、次のようにします。

su
cd /usr/ports/devel/subversion/ && make install clean (you may also need to rebuild apr-svn if this step fails)
cd /usr/ports/lang/mono/ && make install clean
cd /usr/ports/devel/nant/ && make install clean
cd /usr/ports/databases/sqlite3/ && make install clean
cd /usr/ports/x11-toolkits/libgdiplus/ && make install clean
cd /opensim/installation/directory/
Download opensim
cd opensim
./runprebuild.sh
nant

注) "System.DllNotFoundException: ./libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so" 問題の対応方法は、トラブルシューティングの手順 の通りですが、 "make" ではなく "gmake" を使ってください。

ODE 物理エンジンでは、次の手順を実行します:

cd /usr/ports/graphics/libGL/ && make install clean
cd /usr/ports/graphics/libGLU/ && make install clean
cd /opensim/installation/directory/
svn co http://opensimulator.org/svn/opensim-libs/trunk opensim-libs
cd opensim-libs/unmanaged/OpenDynamicsEngine2/
sh autogen.sh
./configure --enable-shared --enable-release --disable-demos
make
mv ./ode/src/.libs/libode.so /opensim/installation/directory/opensim/bin/

[edit] Debian

Debian 4 (Etch) の debian.org でのサポートは終了しました。5 (Lenny) 以降にアップデートしてから OpenSimulator を起動しましょう。詳細は、Upgrades from previous release@debian.org を参照してください。

Debian 5 (Lenny) 以降では、次のように入力します。

sudo aptitude install nant

それから、runprebuild.sh と nant を実行します。aptitude でなく、apt-get を使用しても構いません。どちらのコマンドも、関連パッケージも一緒にインストールします。

Debian 5(Lenny, 以前の安定版), Debian 6(Squeeze, 安定版), Debian 7(Wheezy, テスト版) で検証しました。

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