ビルド手順

From OpenSimulator

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m (Robot: Replacing 'OpenSim' to 'OpenSimulator', which is the precise name)
 
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{{Template:Quicklinks/ja}}{{Languages|Build Instructions}}
+
{{Quicklinks/ja|Build Instructions}}
  
[[Category:利用者ページ]]
 
  
このページでは OpenSim ソースコードを様々なプラットフォームでビルドする方法について説明しています。
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このページでは OpenSimulator ソースコードを様々なプラットフォームでビルドする方法について説明しています。<!-- Please help us keep this page up to date as the project progresses. -->単に OpenSimulator を起動させたいだけなら、バイナリディストリビューションを [[ダウンロード]] して [[設定|起動]] しましょう。ほとんどの場合、バイナリディストリビューションで充分なはずです。
  
==OpenSim のダウンロード==
+
== OpenSimulator のダウンロード ==
OpenSim のソースリリースを入手する方法は、[[ダウンロード]] ページに記載されています。
+
  
== MS Windows  ==
+
OpenSimulator のソースリリースを入手する方法は、[[ダウンロード]] ページに記載されています。Git Master にある不安定なソースにどうしても興味のある方は、[[Using Git]] で取得方法を確認してください。ソースを取得したら、以下の手順でビルドしてください。
  
最終更新日: Feb.15.2010
+
== 一般的な注意事項 ==
  
OpenSim は .Net Framework 3.51 または Mono 2.4.2.3 以上必須です。次のコンパイラをサポートしています:
+
このページに長々と記載されてはいますが、ビルドは本来極めてシンプルなものです。配布物の中にある BUILDING.txt([[日本語訳(BUILDING.txt)|日本語訳]]) ファイルに、単純化した手順が記載されていますので見てください。このページではビルドの前にしないといけないことを説明しています。
  
.Net Framework は右のリンクから入手可能: [http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=ab99342f-5d1a-413d-8319-81da479ab0d7&displaylang=ja www.microsoft.com/downloads/details.aspx]
+
=== 設定ファイルについて ===
  
*[http://msdn2.microsoft.com/en-us/express/aa700756.aspx Microsoft Visual C# Express Edition] (※ Visual C++ ではありません)  
+
バイナリディストリビューションと違い、OpenSimulator のソースディストリビューションにはデフォルトの設定ファイル、例えば、'''OpenSim.ini''' や '''StandaloneCommon.ini''' が入っていません。このため、自分で作成する必要があります。[[設定]] ページをよく確認して、''"APPLICATION EXCEPTION DETECTED: System.UnhandledExceptionEventArgs Exception: System.Exception: Configuration file is missing the [SimulationDataStore] section"''(= OpenSim.ini ファイルがない) や ''"Error loading plugin from OpenSim.Services.FriendsService.dll, exception System.Exception: No StorageProvider configured"''(= *Common.ini ファイルがない) で悩むようなことがないようにしましょう。
新しい URL: http://www.microsoft.com/express/Windows/ ( The Visual Studio® 2010 Express )
+
*[http://www.mono-project.com/ mono]
+
  
※ IDE でコンパイルしたい場合は、 C# express 2008 または Visual Studio 2008 が必要です。
+
=== Linux での近道 ===
  
※ Microsoft C# Express v9 でも .Net 3.5 をインストールできますが、ビルド・パスのエラーが出ます。
+
Linux で一番簡単に動作させることのできるプラットフォームは 32 ビット版 Ubuntu です。Linux を使っている開発者が一番使っているのがこれです。手っ取り早く動かす方法をお探しなら、[[#Ubuntu|こちら]] へどうぞ。
回避するには、(Windows XP 以上で標準インストールされる).Net Framework 2.0 をインストールしましょう。
+
  
※ Windows Vista 64 ビット版でも、次のようなテクニックでビルドすることができます:
+
'''(Ubuntu を含む) 多くのディストリビューションでは、"mono-runtime" パッケージだけがインストールされた状態になっていますが、LSL スクリプトコマンドなど、OpenSimulator の一部の機能を動作させるためには、"mono-complete" をインストールする必要があります。'''
  
#ソリューションエクスプローラから OpenSim プロジェクトのプロパティを表示して、プラットフォームに x86 を選択し、リビルドします。
+
== MS Windows ==
#ソリューションエクスプローラの bin フォルダ配下の OpenSim.exe を選択してプロパティを表示し、Windows XP SP2 互換モードを選択して、管理者として実行します。
+
  
=== ビルド  ===
+
OpenSimulator の動作には [http://msdn.microsoft.com/ja-jp/netframework/cc378097 .Net Framework version 3.5] または [http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html Mono 2.4.3 以降] が必要です。
  
*ディレクトリの最上層で、'<tt>runprebuild.bat</tt>' ファイルを実行します。Visual Studio 2008 のソリューションファイル、NAnt ファイル、'<tt>compile.bat</tt>' ファイルを作成してくれます。
+
=== サポートされているコンパイラ ===
 +
* Visual Studio 2010
 +
* Visual Studio 2008
 +
:どのエディションでも動作するはずです。無料の [http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/ Microsoft Visual C# Express Edition] も使えます。OpenSimulator は C++ でなく、C# で書かれていますのでご注意ください。
 +
:Visual Studio 2005 以前はもうサポートされていません([http://www.mail-archive.com/opensim-dev@lists.berlios.de/msg02674.html opensim-dev で提案されたときのメール], [http://www.mail-archive.com/opensim-dev@lists.berlios.de/msg02673.html opensim-dev で承認されたときのメール])。
 +
*[http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html Mono for Windows]
  
*作成された .sln ファイルを Visual Studio で開き、そこでビルドするか、
+
=== IDE でのコンパイル ===
*'<tt>compile.bat</tt>' ファイルを実行します。MSBuild を使って実行ファイルをビルドしてくれます。
+
# "runprebuild.bat" (2008 の場合) か "runprebuild2010.bat" (2010 の場合) を実行してください。
*NAnt のほうを使いたい場合、NAnt をディレクトリの最上層で実行します。実行ファイルをビルドしてくれます。
+
# 生成された "OpenSim.sln" を Visual Studio で開きます。
 +
# [ビルド] (または [デバッグ]) -> [ソリューションのビルド] を選択します。
  
実は、実行環境には一部のディレクトリ・ファイルが必要なだけで、その他のファイルはソースコードやビルドプロセスのためにだけ使用されます:
+
=== コマンドプロンプトでのコンパイル ===
  addon-modules
+
# "runprebuild.bat" を実行します。
  bin
+
# 生成された "compile.bat" を実行するか "nant" を実行します。MSBuild(前者)かnant(後者)を使ってビルドが行われます。
  doc
+
  share
+
  ThirdParty
+
  ThirdPartyLicences
+
  BUILDING.txt
+
  CONTRIBUTORS.txt
+
  LICENSE.txt
+
  README.txt
+
  TESTING.bat
+
  
=== 実行  ===
+
=== 補足 ===
  
<tt>bin/OpenSim.ini.example</tt> ファイルを <tt>bin/OpenSim.ini</tt> にコピーして、編集します。
+
* 64 ビット版 Windows(Vista, Windows 7 ...) でも OpenSimulator を起動できますが、Visual Studio でデバッグする場合は、OpenSim.32BitLaunch をソリューションに追加して、スタートアッププロジェクトに設定しなければなりません。詳細は [http://blog.tedd.no/2008/12/05/opensim-in-visual-studio-on-win64/ OpenSimulator in Visual Studio on Win64@Tedds blog] を確認してください。
  
最初は OpenSim のスタンドアロン・セットアップを作りたいのだという想定から、
+
*Cygwin シェルを使っている場合、"<tt>chmod 755 *.dll *.exe</tt>" を <tt>bin</tt> ディレクトリで実行して DLL のパーミッションに関する問題を解決しなければならないことがあるかもしれません。
サンプルの OpenSim.ini ファイルには既にスタンドアロン環境構築にふさわしい [Architecture] 設定が記載されています。
+
そこには、<tt>bin/config-include/StandaloneCommon.ini.example</tt> へのインクルード参照が含まれています。
+
  
同様に、<tt>bin/config-include/StandaloneCommon.ini.example</tt> ファイルを <tt>bin/config-include/StandaloneCommon.ini</tt> にコピーして、編集します。
+
== Mac OS X ==
OpenSim の安定稼働のために、キャッシュを設定することをおすすめします。<tt>bin/config-include/StandaloneCommon.ini</tt> に記述されているキャッシュから選択してください。
+
  
<tt>bin</tt> ディレクトリ配下の <tt>OpenSim.exe</tt> 実行ファイルをダブルクリックします。OpenSim がスタンドアロンモードで起動します。
+
=== Mac OS X 10.5 以降, Intel ===
  
Visual Studio 2008 の C# デバッガでコードのステップ実行ができます。Cygwin シェルを使っている場合は、1つ以上の DLL が実行を妨げる権限設定となっている可能性があります。
+
以下をダウンロードして、インストールするだけです。
<tt>bin</tt> ディレクトリ配下を "<tt>chmod 777 *</tt>" することでたいていは解決します。
+
* Mono SDK from [http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html Mono Download Page]
 +
* MonoDevelop package from [http://monodevelop.com/Download MonoDevelop Download Page]
 +
XCode や MacPort は今では不要となっています(MacPort で mono の開発ライブラリと nant をインストールしても別に構いませんが)。
  
'''''Windows Vista'''''  
+
nano で OpenSimulator をビルドする場合、"Unable to locate 'mono' module using pkg-config. Download the Mono
 +
development packages" というエラーが表示される場合があります。XCode や MacPort が悪さしているのではないかと疑っています(これらを両方とも削除したらうまくいったので)。まあ原因はどうだっていいのですが、'''/usr/bin/nant''' スクリプトファイルに以下の行を入れて、この問題に対処しましょう。
 +
<pre>
 +
#!/bin/sh
 +
export PKG_CONFIG_PATH=/Library/Frameworks/Mono.framework/Libraries/pkgconfig    # これを追加
 +
exec /Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.10.2/bin/mono \
 +
    /Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.10.2/share/NAnt/bin/NAnt.exe "$@"
 +
</pre>
  
Windows Vista で動作させる場合は、 Windows ファイアウォールを無効にする必要があると、一部の利用者から報告が上がっています。Vista の「スタート」ボタンで、「コントロール パネル」、
+
"runprebuild.sh" を実行した後、OpenSimulator を MonoDevelop でコンパイルすることができます。ソリューションファイル (*.sln) を MonoDevelop で開き、メニューから Build -> Build All を選択してください。
「セキュリティ」、「Windows ファイアウォール」を選択します。「Windows ファイアウォールの有効化または無効化」をクリックします。管理者のパスワードまたは確認を求められ、その後、
+
「無効 (推奨されません)」を選択します。「OK」を選択して、Windows ファイアウォール設定ウィンドウを閉じます。
+
  
マカフィー・インターネットセキュリティがインストールされている場合、次項を参照してください。
+
=== Mac OS X 10.4/10.5 on PowerPC ===
 +
{{ambox
 +
| type = content
 +
| text = 未翻訳です。Intel とほぼ同じような手順でビルドできるはずです。mono のダウンロードページに PowerPC 用のパッケージが用意されているので、そちらのほうを使います。原文は [[Build Instructions#Mac OS X 10.4/10.5 on PowerPC|こちら]] です。
 +
}}
 +
<!-- ビルドのための手順と、普通のOpenSim起動手順がごっちゃになっているので、そのうち原文を見直す予定。ただし、当方に検証環境がないので、ちょっと後回しにしている。それまでは、面倒なのと、解決済みの問題に対する回避策が載っていたりするため、現時点で訳すとかえって面倒なことになりそうだという理由で、訳さない。-->
  
全てのセキュリティ設定を無効にした後、<tt>OpenSim.exe</tt> を右クリックして 「管理者として実行」 を選択します。
 
管理者のパスワードまたは確認を求められるので、「許可」を選択します。OpenSim サーバは DOS 窓で動作して接続を受け付けるようになります。
 
  
<br>'''''マカフィー・インターネットセキュリティ'''''
+
== Ubuntu ==
  
マカフィー・インターネットセキュリティは特別に指定されない限り、アプリケーションがポートを監視することを許可していません。2つの対策があります。
+
(7.10, 8.04, 9.10 など) 古いディストリビューションを使っている Ubuntu ユーザは、 mono を 2.4.3 以降にアップグレードする必要があります。Mono をアップグレードする必要がある場合は、[[Update Mono on Ubuntu]] を参照してください。
1) ファイアウォール・プロテクションを全部無効にしてしまう、または、2) <tt>OpenSim.exe</tt> がポートを開けるようにする、のいずれかです。
+
  
''ファイアウォールを無効にする''
+
Ubuntu Karmic (9.10) には mono 2.4.2.3 が入っています。
  
McAfee SecurityCenter を開きます。「インターネットとネットワーク」を選択します。左下に「設定」という小さなリンクが表示されています。これをクリックします。
+
Ubuntu Lucid (10.04) には mono 2.4.4 が入っています。
ウィンドウの右側に、「ファイアウォールによる保護が有効です」と表示された項目があります。ここで「オフ」を選択します。
+
  
''<tt>OpenSim.exe</tt> がポートを開けるようにする''
+
Ubuntu Maverick (10.10) には mono 2.6.7 が入っています。
  
McAfee SecurityCenter を開きます。「インターネットとネットワーク」を選択します。左下に「設定」という小さなリンクが表示されています。これをクリックします。
+
Ubuntu Natty (11.04) には mono 2.6.7 が入っています。
ウィンドウの右側に、「ファイアウォールによる保護が有効です」と表示された項目があります。「詳細設定...」ボタンをクリックします。新しいウィンドウが出てきます。
+
  
新しいウィンドウの左側で、「プログラム許可機能」を選択します。ウィンドウの右側の真ん中あたりに、「許可されたプログラムを追加」ボタンがあります。
+
=== Ubuntu 10.04 以降 ===
開いたダイアログで OpenSim の実行ファイルを探して選択します。
+
  
最後に、「OK」ボタンを押して McAfee SecurityCenter ウィンドウを閉じます。
+
このバージョンでは、mono-complete をインストールするだけで大丈夫です。動作に必要な関連パッケージは一緒にインストールされます。まとめると、ビルドの手順はこうなります。
 
+
  sudo apt-get install mono-complete
==Linux/Mac OS X/FreeBSD==
+
opensim を[[ダウンロード]]
 
+
Linux 環境で動かすのにいちばん簡単なのは、Ubuntu 10.04 32 ビット版です。これは Linux を使用している開発者のなかでいちばん使用されているディストリビューションです。手っ取り早く動かしたいときは、これでやってみてください。
+
 
+
'''Linux ディストリビューションの多くが (Ubuntuも含みます) "mono-runtime" パッケージだけがインストールされた状態で出荷されています。
+
しかし、OpenSimurator の一部の機能、例えば LSL スクリプトコマンドを使用できるようにするには "mono-complete" パッケージもインストールする必要があります。'''
+
 
+
=== Ubuntu ===
+
 
+
古いディストリビューションを使用している Ubuntu ユーザは、Mono を 2.4 以上にアップグレードする必要があります。Mono をアップグレードする必要がある人はみんな、[[Update Mono on Ubuntu]] を読んでください。
+
 
+
Ubuntu Karmic (9.10) は mono 2.4.2.3 パッケージを含みます。
+
 
+
Ubuntu Lucid (10.04) は mono 2.4.4 パッケージを含みます。
+
 
+
Ubuntu Maverick (10.10) は mono 2.6.7 パッケージを含みます。
+
 
+
ビルド方法:
+
 
+
  sudo apt-get install nant mono-gmcs libmono-microsoft8.0-cil \
+
      libmono-system-runtime2.0-cil libgdiplus libmono-i18n2.0-cil libmono-oracle2.0-cil
+
opensim を [[ダウンロード]]
+
 
  cd opensim
 
  cd opensim
 
  ./runprebuild.sh
 
  ./runprebuild.sh
  nant
+
  xbuild
  
=== openSUSE 10.3/11/11.1 ===
+
mono 2.6 系の時点では、xbuild で OpenSimulator を完全にビルドすることができます。xbuild は Ubuntu の '''mono-complete''' に含まれていますので、xbuild より nant を使いたいという特段の理由がなければ、他のパッケージをインストールする必要はありません。この2つは、同じ C# コンパイラをそれぞれ別のビルドスクリプト形式で呼び出す別々のビルドシステムです。
  
openSUSE 11.1, 11 または 10.3 を標準でインストールして、オンラインリポジトリを追加します。
+
'''オプション (開発者向け):''' レグレッションテストスイートを実行するには、このように nunit-console をインストールします。
インストールが終わったら、オンラインアップデートでパッケージを全て最新にします。
+
  
スタンドアロンモードで OpenSim を動作させるのに、yast で以下をインストールします。
+
  sudo apt-get install nunit-console
(10.3 と 11/11.1 との間で若干差がありますが、以下の手順は同じです)
+
  nant test
  subversion
+
  nant
+
mono-jscript
+
- mono-core がインストールされているか確認します
+
  
インストールされていなかったときは、
+
{{anchor|CentOS}}{{anchor|RedHat}}{{anchor|RHEL}}{{anchor|Fedora}}
 +
== RHEL, Fedora, CentOS その他 RedHat 系 ==
  
  sudo zypper install mono-data-oracle
+
OpenSimulator のバイナリディストリビューションを動かせるような状態で OpenSimulator をソースからビルドするには、mono の開発ライブラリと nant をインストールする必要があります。以下の両方の項を参照してください。
  
OpenSuSE 11.1 ユーザ向けのヒント - 'zypper' ツールを使ってコマンドラインでパッケージをインストールできます。例えば、'nant' をインストールするには、次のようにします:
+
=== Mono ライブラリの取得 ===
  
  sudo zypper install nant
+
[[動作環境#RedHat|OpenSim.exe バイナリディストリビューションを動作させたときに]]、Mono を自分のディトリビューションのコアリポジトリからインストールした場合は、以下のように入力すれば大丈夫です。
 +
<pre>
 +
sudo yum install mono-devel
 +
</pre>
  
もし SQLite を単独で使いたい場合は、この記事の最後の項に進んでください。
+
そうでない場合は、次のように入力します([[動作環境#Mono のリポジトリからインストールする|Mono 用の yum リポジトリの設定が済んでいる前提です]])。
 +
<pre>
 +
sudo yum install mono-addon-devel
 +
</pre>
  
* オプション MySQL - グリッドモードで OpenSim を動作させるために:
+
どちらのコマンドも、関連パッケージを一緒にインストールします。
yast で以下の MySQL パッケージをインストールします。
+
  mysql
+
  mysql-client
+
  mysql-administrator
+
  mysql-gui-tools
+
  mysql-query-browser
+
  
(Yast2 インストーラで MySQL を選択すると、他のパッケージが自動的に選択されます)
+
=== NAnt のインストール ===
  
ビルド前に MySQL データベースを作成します。
+
"yum info nant" を実行して、nant のバージョンを確認しましょう。見つかったら、次のように入力すれば大丈夫です。
/etc/init.d/mysql start
+
<pre>
mysql -u root -p -h localhost
+
sudo yum install nant
(パスワードを聞かれたらエンターキーを押してください)
+
</pre>
 +
これで、nant を普通に実行できます。
  
mysql> create database opensim;
+
yum リポジトリに nant がなかった場合、もしくは、OpenSimulator を動作させるのにはあまりも古すぎると感じた場合は、NAnt を [http://nant.sourceforge.net/ NAnt プロジェクトサイト] から取得してください。そこにある User Manual に詳細な手順が載っています。0.90 時点では、スタートアップスクリプトを以下のように作成します(NAnt を /usr/local/nant に展開したという前提です)。
mysql> use opensim;
+
<pre>
mysql> create user 'opensim'@'localhost' identified by 'thePassword';
+
sudo vi /usr/bin/nant
mysql> grant all on *.* to 'opensim'@'localhost';
+
</pre>
mysql> quit
+
ファイルの中には、このように書きます。
 
+
<pre>
※ '''grant all''' コマンドは、既にある MySQL 環境に OpenSim 用のデータベースを追加する場合は異なることがあります。
+
#!/bin/sh
 
+
exec mono /usr/local/nant/bin/NAnt.exe "$@"
現在のビルドで、OpenSim.ini.example ファイルからコピーした後、bin/OpenSim.ini の中の接続文字列を設定します。
+
</pre>
SQLite から MySQL に移行する場合は、MySQL の接続文字列は bin/Region/*.xml ファイルにもあります。
+
それから、実行権限をつけます。
 
+
<pre>
※ 最初からある SQLite データベースを使用して始める場合、これは非常に重要なことです。
+
sudo chmod +x /usr/bin/nant
 
+
</pre>
上記のインストールが完了後、bash ターミナルでビルドします。/opt に保存した場合、
+
 
+
su -
+
cd /opt
+
opensim を  [[ダウンロード]]
+
cd opensim
+
./runprebuild.sh
+
nant
+
 
+
または、現在のバージョンでは(0.6以上)、単にこれだけ実行すればいいです:
+
 
+
make
+
 
+
以降、mysql-config の項を読んで他のサーバを起動することができるようになるか、OpenSim をスタンドアロンで起動するかできるようになります。
+
 
+
=== Mac OS X 10.5/10.4 ===
+
{{ambox
+
| type = content
+
| text = 未翻訳です
+
}}
+
<!--
+
言ってることが重複しまくり、俺様手順×複数。。どうしようかねえ。。
+
 
+
* OpenSim は今では PowerPC Mac で動作します。
+
is now working on PowerPC Macs! Thanks to DrScofield and those who helped him. Current nightly builds for PowerPC are not working, not sure about Intel so use the 0.5 Build.
+
OpenSim works on Intel Macs. I'm testing on PowerBook G4. Tested these step on 10.5, but not 10.4 but should work (Works on iMac G5 with OS 10.4.11, including expanding to local grid mode.
+
* Install XCode Developers Tools from DVD/CD Installation Disk or download  from http://developer.apple.com/. You have to create an Apple account to access the downloads if you don't have an Apple account.
+
* Install X11 for 10.4 from the Optional Install from the DVD/CD Installation Disk. X11 for 10.5 is installed by default.
+
* Install Mono 1.2.5 from http://ftp.novell.com/pub/mono/archive/1.2.5/macos-10-universal/5/MonoFramework-1.2.5_5.macos10.novell.universal.dmg (The more recent releases Mono 1.2.6, 1.9.1 and 2.0.1 do not appear to work with these installation instructions And in Terminal or X11 edit the .profile file  and add the following line:
+
export PKG_CONFIG_PATH="/Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/Current/lib/pkgconfig/:${PKG_CONFIG_PATH}"
+
* Compile OpenSim
+
svn co http://opensimulator.org/svn/opensim/tags/0.5.0-release opensim
+
cd opensim
+
./runprebuild.sh
+
nant
+
 
+
* Download and Compile libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.dylib and libsecondlife.dll
+
* libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.dylib:
+
svn co http://opensimulator.org/svn/opensim-libs/old/libsl1550 opensim-libs
+
cd opensim-libs/openjpeg-libsl
+
make -f Makefile.osx
+
cp libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.dylib ../../bin
+
* Note: The Makefile that creates the libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so does not compile on PowerPC, but works properly on Intel Macs. Looks like a gcc issue with compile options. (It appears to work on iMac G5 with OS X 10.4.11.
+
 
+
* libsecondlife.dll: (for PowerPC Only, see  details on this step [http://xyzzyxyzzy.net/2008/02/12/installing-opensim-on-powerpcor-of-eggs-and-virtual-worlds installing OpenSim on PowerPC…or: of eggs and virtual worlds])
+
cd .. (back into opensim-libs)
+
nant
+
cp bin/libsecondlife.dll ../bin
+
 
+
* Edit the libsecondlife.dll.config (PowerPC Only). Remove the cpu="x86" tag in the last dllmap line.
+
 
+
You might find it work for your environment (OS X 10.5.7, Intel):
+
  
* make sure you have X11 installed
+
これで、runprebuild.sh を実行して OpenSimulator を nant でビルドすることができるようになります。
* grab the Apple Dev Tools from [http://developer.apple.com/]
+
* install Mono Framework 2.4 from [http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html]
+
* Get OpenSim source:
+
  svn co http://opensimulator.org/svn/opensim/tags/0.6.5-post-fixes opensim
+
* Compile OpenSim:
+
  cd opensim
+
  ./runprebuild.sh
+
  nant
+
  
You might find it work for your environment (OS X 10.5.7 and 10.6, Intel) on (8/9/09):
+
== openSUSE ==
  
* make sure you have X11 installed
+
次のように入力します。
* Very important to grab the latest Apple Dev Tools (3.2.1 on 8/9/09) (from [http://developer.apple.com/] - You will need a developer account, it is free.
+
* install Mono Framework 2.4 (version 2.4.2.3 on 8/9/09) from [http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html]
+
* install Mac Ports from [http://www.macports.org/]
+
* Mac Ports should update its packages on install, but to be safe, type the following at the Terminal:
+
  sudo port -v selfupdate
+
* Use mac ports to install nant. (This should pull in everything you need. I think this will also try to install mono, but since I already had it installed, that errored on me. Don't worry about it though, it should install everything else you need.) At the Terminal type:
+
  sudo port install nant
+
   
+
* Get OpenSim source. I downloaded 0.6.6 from [http://opensimulator.org/wiki/Download]
+
* Uncompress the download.
+
* Compile OpenSim:
+
  cd opensim
+
  ./runprebuild.sh
+
  nant
+
 
+
*Then of course the issue with the 0.6.6 release.
+
This release had some bugs with default automatic configuration on the first startup of OpenSim.exe.  bin/Regions/default.xml (region configuration file) is not automatically created in the main directory.  Therefore, you must manually create this file.  Here is an example.
+
 
<pre>
 
<pre>
<Root>
+
sudo zypper install nant
  <Config sim_UUID="UUID" sim_name="NAME" sim_location_x="1000" sim_location_y="1000"
+
internal_ip_address="IP_ADDRESS_OF_SERVER" internal_ip_port="9000" allow_alternate_ports="false"
+
external_host_name="DNS_NAME_OF_SERVER" master_avatar_uuid="00000000-0000-0000-0000-000000000000"
+
estate_covanant_uuid="00000000-0000-0000-0000-000000000000" master_avatar_first="FIRST_NAME"
+
master_avatar_last="SECOND_NAME" master_avatar_pass="PASSWORD" />
+
</Root>
+
 
</pre>
 
</pre>
You must change UUID, NAME, IP_ADDRESS_OF_SERVER, DNS_NAME_OF_SERVER, FIRST_NAME, SECOND_NAME and PASSWORD to your own values.
+
それから、runprebuild.sh と nant を実行します。関連パッケージも一緒にインストールされます。
(I noticed than IP_ADDRESS_OF_SERVER should be set to real IP not to 127.0.0.1)
+
  
'''Summary''':
+
== FreeBSD ==
  
*Run OpenSim0.6.6Setup.exe and install OpenSim in Windows
+
FreeBSD 6.2 では、次のようにします。
*Run OpenSim.exe and enter default values - record them!
+
*Shutdown simulator (command: shutdown)
+
*Create default.xml with copy of above
+
*Change values in default.xml with recoded values
+
*Be sure default.xml be in main directory (same with OpenSim.ini)
+
*Run again OpenSim.exe
+
*Connect with viewer
+
-->
+
  
=== FreeBSD 6.2 ===
 
 
  su
 
  su
  cd /usr/ports/devel/subversion/ && make install clean (この手順が失敗したら apr-svn もリビルドする必要があります)
+
  cd /usr/ports/devel/subversion/ && make install clean (you may also need to rebuild apr-svn if this step fails)
 
  cd /usr/ports/lang/mono/ && make install clean
 
  cd /usr/ports/lang/mono/ && make install clean
 
  cd /usr/ports/devel/nant/ && make install clean
 
  cd /usr/ports/devel/nant/ && make install clean
Line 289: Line 166:
 
  cd /usr/ports/x11-toolkits/libgdiplus/ && make install clean
 
  cd /usr/ports/x11-toolkits/libgdiplus/ && make install clean
 
  cd /opensim/installation/directory/
 
  cd /opensim/installation/directory/
  opensim を [[ダウンロード]]
+
  [[Download]] opensim
 
  cd opensim
 
  cd opensim
 
  ./runprebuild.sh
 
  ./runprebuild.sh
 
  nant
 
  nant
  
"System.DllNotFoundException: ./libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so" 問題の対応方法は、[[Troubleshooting#System.DllNotFoundException:_..2Flibopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so|トラブルシューティングの手順]] の通りですが、 "make" ではなく "gmake" を使ってください。
+
注) "System.DllNotFoundException: ./libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so" 問題の対応方法は、[[トラブルシューティング#System.DllNotFoundException: ..2Flibopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so|トラブルシューティングの手順]] の通りですが、 "make" ではなく "gmake" を使ってください。
  
 
ODE 物理エンジンでは、次の手順を実行します:
 
ODE 物理エンジンでは、次の手順を実行します:
Line 307: Line 184:
 
  mv ./ode/src/.libs/libode.so /opensim/installation/directory/opensim/bin/
 
  mv ./ode/src/.libs/libode.so /opensim/installation/directory/opensim/bin/
  
=== RedHat Enterprise Linux 4 ===
+
== Debian ==
sudo vi /etc/yum.repos.d/mono.repo
+
  
  [mono]
+
Debian 4 (Etch) の debian.org でのサポートは終了しました。5 (Lenny) 以降にアップデートしてから OpenSimulator を起動しましょう。詳細は、[http://www.debian.org/releases/lenny/i386/release-notes/ch-upgrading.html Upgrades from previous release@debian.org] を参照してください。
  name=Mono for rhel-4-i386 (stable)
+
  baseurl=http://ftp.novell.com/pub/mono/download-stable/rhel-4-i386/
+
  enabled=1
+
  gpgcheck=0
+
  
sudo yum install mono-complete monodoc-core nant
+
Debian 5 (Lenny) 以降では、次のように入力します。
opensim を [[ダウンロード]]
+
<pre>
cd opensim
+
sudo aptitude install nant
./runprebuild.sh
+
</pre>
nant
+
それから、runprebuild.sh nant を実行します。aptitude でなく、apt-get を使用しても構いません。どちらのコマンドも、関連パッケージも一緒にインストールします。
 
+
=== RedHat Enterprise Linux 5 ===
+
 
+
次の手順は CentOS やおそらく Fedora のような、RedHat Linux の亜種にも適用できます。
+
 
+
1. [http://download.opensuse.org/repositories/Mono/RHEL_5/Mono.repo Mono.repo] ファイルを /etc/yum.repo.d/ ディレクトリに置きます:
+
$ sudo su -
+
$ cd /etc/yum.repos.d/
+
$ wget http://download.opensuse.org/repositories/Mono/RHEL_5/Mono.repo
+
基本的にたいていの場合 [http://download.opensuse.org/repositories/Mono ディストリビューションに対する最新の Mono を適用します]。
+
 
+
2. yum で Mono と関連ツールをインストールします。
+
$ yum install mono nant mono-jscript mono-nunit
+
必ず nunit-console2 を使ってテストを実行してください。
+
 
+
=== Fedora 12 &amp; 13  ===
+
 
+
Fedora 12 や 13 へのインストールは極めて簡単です。Nant と Mono は OpenSim のセットアップと同時にインストールされます。全く初めての場合、
+
ここに Fedora の初期インストール状態 (パッケージ最小インストール) から OpenSim を立ち上げるまでのステップ・バイ・ステップの完全ガイドがあります。
+
この手順は GUI インストールでも使えます。
+
 
+
1. yum install wget nano nant libgdiplus mono-devel mono-jscript
+
 
+
2. opensim を [[ダウンロード]] (wget [http://dist.opensimulator.org/opensim-0.7.0.1-source.tar.gz http://dist.opensimulator.org/opensim-0.7.0.1-source.tar.gz])
+
 
+
3. tar -xf opensim-0.7.0.1-source.tar.gz
+
 
+
4. mv opensim-0.7.0.1-source opensim
+
 
+
5. cd opensim
+
 
+
6. ./runprebuild.sh
+
 
+
7. nant
+
 
+
8. cd /bin
+
 
+
9. cd /config-include/
+
 
+
10. cp StandaloneCommon.ini.example StandaloneCommon.ini
+
 
+
11. cd ..
+
 
+
12. cp OpenSim.ini.example OpenSim.ini
+
 
+
13. mono OpenSim.exe
+
 
+
=== Fedora 5 ===
+
* OpenSim をビルドするのに、最新の Mono と NAnt をソースからビルドする必要がありました。yum リポジトリにあったものではうまくいかなかったので、アンインストールして、パッケージをビルド・設定するはめになりました。
+
 
+
詳細な手順は [http://ruakuu.blogspot.com/2008/06/installing-and-configuring-opensim-on.html ここ]
+
 
+
=== Debian 4 ===
+
 
+
詳細な手順は [[Debian 4 Build Instructions]] を参照してください。
+
 
+
=== Debian 5 ===
+
 
+
1. Debian を普通にインストールします。パッケージ一覧から最後のオプション - 「標準システム」を選択し、他のインストールオプションは、特に必要のない限り、全部チェックを外したままにします。
+
 
+
2. root でログインします。
+
 
+
3. 入力: aptitude update (または apt-get update)
+
 
+
4. 入力: aptitude install nant → 'Do you want to continue' に 'y' と答える - これで NAnt と関連パッケージがインストールされます。
+
 
+
5. 入力: apt-get install git-core → 'Do you want to continue' に 'y' と答える
+
 
+
6. 入力: aptitude install build-essential swig autoconf gawk mono-common binfmt-support bison libglib2.0-dev gettext → 'Do you want to continue' に 'y' と答える
+
 
+
7. 入力: wget http://ftp.novell.com/pub/mono/sources/mono/mono-2.4.3.tar.bz2 → Mono がインストールされる
+
 
+
8. 入力: tar xf mono-2.4.3.tar.bz2 → Mono ソースコードがディレクトリに展開される (最新ビルドは上書きされる)
+
 
+
9. 入力: cd mono-2.4.3 → 作成されたディレクトリに移動する
+
 
+
10. 入力: ./configure --with-libgdiplus=yes - 終わるまで待つ
+
 
+
11. 入力: make - もうちょっと待つ - 古いマシンだともっとかかる
+
 
+
12. 入力: make install
+
 
+
13. 入力: cd /
+
 
+
14 入力: git clone git://opensimulator.org/git/opensim
+
 
+
15 入力: cd opensim
+
 
+
16. 入力: git checkout -b 0.6.8-post-fixes origin/0.6.8-post-fixes (最新ビルドは上書きされる)
+
 
+
17. 入力: git pull
+
 
+
18. 入力: apt-get -u upgrade → 'Do you want to continue' に 'y' と答える →
+
apt で全てのパッケージが最新化される (別にコンパイルされたため、OpenSim や Mono は更新されない)
+
 
+
19. 全てがきれいに完了したことを確認するために、再起動します。 (入力: shutdown -r now)
+
 
+
20. ログインします。入力: cd /
+
 
+
21. 入力: cd opensim
+
 
+
22. 入力: ./runprebuild.sh
+
 
+
23 入力: nant - 終わるまで待つ
+
 
+
24. 入力: cd bin
+
 
+
25. 入力: cp OpenSim.ini.example OpenSim.ini
+
 
+
26. 入力: mono OpenSim.exe
+
 
+
27. ウィザードプロンプトに答えると、OpenSim がスタンドアロンモードで起動します。
+
 
+
MySQL のサポートタイプを追加するには: apt-get install mysql-server → 'Do you want to continue' に 'y' と答える
+
MySQL ルートユーザのパスワードを聞かれますので、2度入力します。他で説明したように OpenSim.ini を編集して MySQL を使用するように直します。
+
 
+
=== CentOS 5.2 32bit ===
+
 
+
詳細は [[CentOS 5.2 Build Instructions]] を参照してください。
+
 
+
=== CentOS 5.3 32bit ===
+
 
+
詳細なインストール・設定手順は [http://www.linuxtraining.org.uk/blogger4.html blog] を参照してください。
+
 
+
=== 64bit ===
+
 
+
32 ビットのバイナリだけが Subversion の bin/ ディレクトリで提供されています。64 ビットにしたいときは、共有オブジェクトをリビルドする必要があります。
+
[[Installing and running on x86-64]] を参照してください。
+
 
+
 
+
=== 物理エンジン (Open Dynamics Engine ODE) ===
+
SVN からインストールすると、ODE はたいていの 32 ビット環境で動作します。
+
ODE 絡みの異常終了や、<i>libode.so not found</i> 系のエラーに遭遇したら、ソースから libode をビルドする必要があります。
+
 
+
<tt>./bin</tt> フォルダから <tt>libode.so</tt> を削除します。
+
(後で SVN アップデートを行うと、復活してしまいます。<tt>bin</tt> にビルドした <tt>libode.so</tt> をコピーするといいでしょう)
+
<tt>ode.net.dll</tt> を削除しないでください!最新のソースを以下からダウンロードします:
+
 
+
svn co http://opensimulator.org/svn/opensim-libs/trunk/unmanaged/OpenDynamicsEngine
+
 
+
OpenSim は 2, 3 のまだ公開されていない ODP パッチを必要とします。コンパイルするときは、以下の設定オプションを使うようにしましょう:
+
 
+
--with-trimesh=gimpact
+
--enable-shared
+
 
+
configure スクリプトではこれらの選択になっているか確認して、単精度でコンパイルしましょう (これがデフォルトなのでは)。
+
drawstuff, test*, もしくは openGL 絡みのエラーに遭遇したら、<code> make -k </code> を試してみましょう。
+
<code> make install </code> を実行すると、 <tt>libode.so</tt> が適切な場所に配置され (通常 <tt>/usr/local/lib</tt>)、
+
OpenSim (<tt>ode.net.dll</tt>) から参照されるようになるはずです。
+
 
+
'''''注意:''' OpenSim が <tt>Exception: System.DllNotFoundException: ode</tt> というエラーを出す場合、ODE をコンパイルした後に、
+
通常の場所 (おそらく <tt>/usr/local/lib</tt>) から <tt>libode.so</tt> を ./bin/ にコピーします。
+
出典: [http://metafuturing.net/index.php/OpenSim_Notebook_1 this suggestion]''
+
 
+
==== 64 ビットシステムで ODE を設定する: ====
+
 
+
SLES10 -SP1 64 ビットで OpenSim を設定する方法
+
 
+
1. Yast2 で次のインストールソースを追加して、Mono 2.01 をインストールします。
+
    このディストリビューションは YaST を使ってパッケージをインストールすることをサポートしています。
+
    * http://ftp.novell.com/pub/mono/download-stable/SLE_10 [^]
+
    YaST を使ってリポジトリ操作をしたりパッケージをインストールしたりする方法は、Yast のヘルプページを参考にしてください。
+
 
+
    "nant" はこの操作の過程でインストールされます。
+
 
+
2. Subversion を http://software.opensuse.org/search [^] からインストールします。
+
 
+
  SLES/SLED10 ->
+
  subversion-1.5.2-34.2.x86_64.rpm
+
 
+
3. OpenSim の最新の SVN バージョンをいつものように (32 ビット版のように) ダウンロードしてインストールします。
+
  http://opensimulator.org/wiki/Build_Instructions [^]
+
 
+
4. Open Dynamics Engine (ODE) をダウンロード・インストールして、32 ビット版の ODE を 64 ビット版に置き換えます。
+
+
  次の Linux コマンドでやります:
+
  (全ての Linux ビルドツールがインストールされているという前提で):
+
 
+
  # cd
+
  # svn co http://opensimulator.org/svn/opensim-libs/trunk/unmanaged/OpenDynamicsEngine [^]
+
  # cd OpenDynamicEngine
+
  # chmod a+x ou/bootstrap
+
  # sh autogen.sh
+
 
+
autogen.sh が動作するように、これらの RPM で SLES10 をインストール/更新します。http://software.opensuse.org/search [^]
+
 
+
  SLES/SLED10 ->
+
  - autoconf-2.61-168.1.x86_64.rpm
+
  - automake-1.10.1-5.3.x86_64.rpm
+
 
+
  # CFLAGS="-m64" ./configure --enable-shared
+
  # make
+
 
+
make がずっと失敗し続けるため、yast2 で gtk2-devel と全ての関連パッケージをインストールします。
+
 
+
  # cp ./ode/src/.libs/libode.so /opt/opensim/bin/
+
 
+
注意:
+
このディレクトリには、いろいろなバージョンの "libode.so" ができてしまいました。以前のコマンドを数回実行したためです。
+
このため、 libode.so.1.0.0 を /opt/opensim/bin/libode.so へコピーする必要がありました。
+
 
+
  # vi ../opensim/bin/OpenSim.ini (av_capsule_standup_tensor_linux を 1700000 に変更します)
+
 
+
'chmod' コマンドは誤った権限設定を修正するのに必要なものです。
+
OpenSim.ini への修正は、アバターの足が曲がったり、地面にめりこんだりするのを避けるために必要なものです。
+
 
+
==== 実行 ====
+
最近のバージョンの OpenSim は <tt>OpenSim.ini</tt> ファイル抜きでリリースされています。<tt>OpenSim.ini.example</tt> ファイルを <tt>OpenSim.ini</tt>にコピーしてから編集します。
+
<code>
+
cd bin
+
mono OpenSim.exe
+
</code>
+
 
+
※ Ubuntu 8.0.4 のような 32 ビットサーバで動作させている場合、別のランチャーで起動します:
+
 
+
<code>
+
mono OpenSim.32BitLaunch.exe
+
</code>
+
  
 +
Debian 5(Lenny, 以前の安定版), Debian 6(Squeeze, 安定版), Debian 7(Wheezy, テスト版) で検証しました。
  
  
* ODE を呼び出すには、<tt>mono OpenSim.exe</tt> に次のオプションを追加します:
 
-physics=OpenDynamicsEngine
 
  
または <tt>OpenSim.ini</tt> の [Startup] セクションに <code>  physics = OpenDynamicsEngine </code> を追加します。他の物理エンジンが使用可能であれば、同じように追加します。
 
  
Mono 1.2.6 では、ディストリビューションによっては MySQL を使った場合、起動時に次のメッセージが表示されることがあります。
+
{{DEFAULTSORT:びるど}}
Unhandled Exception: System.NotSupportedException: CodePage 1252 not supported
+
これは libmono-i18n2.0-cil パッケージをインストールすると解決します。 (http://bugs.mysql.com/bug.php?id=33938 を参照してください)
+
  
[[Category:利用者ページ]]
+
[[Category:Japanese Translations]]
[[Category:Getting Started]]
+

Latest revision as of 23:07, 3 March 2012


このページでは OpenSimulator ソースコードを様々なプラットフォームでビルドする方法について説明しています。単に OpenSimulator を起動させたいだけなら、バイナリディストリビューションを ダウンロード して 起動 しましょう。ほとんどの場合、バイナリディストリビューションで充分なはずです。

Contents

[edit] OpenSimulator のダウンロード

OpenSimulator のソースリリースを入手する方法は、ダウンロード ページに記載されています。Git Master にある不安定なソースにどうしても興味のある方は、Using Git で取得方法を確認してください。ソースを取得したら、以下の手順でビルドしてください。

[edit] 一般的な注意事項

このページに長々と記載されてはいますが、ビルドは本来極めてシンプルなものです。配布物の中にある BUILDING.txt(日本語訳) ファイルに、単純化した手順が記載されていますので見てください。このページではビルドの前にしないといけないことを説明しています。

[edit] 設定ファイルについて

バイナリディストリビューションと違い、OpenSimulator のソースディストリビューションにはデフォルトの設定ファイル、例えば、OpenSim.iniStandaloneCommon.ini が入っていません。このため、自分で作成する必要があります。設定 ページをよく確認して、"APPLICATION EXCEPTION DETECTED: System.UnhandledExceptionEventArgs Exception: System.Exception: Configuration file is missing the [SimulationDataStore] section"(= OpenSim.ini ファイルがない) や "Error loading plugin from OpenSim.Services.FriendsService.dll, exception System.Exception: No StorageProvider configured"(= *Common.ini ファイルがない) で悩むようなことがないようにしましょう。

[edit] Linux での近道

Linux で一番簡単に動作させることのできるプラットフォームは 32 ビット版 Ubuntu です。Linux を使っている開発者が一番使っているのがこれです。手っ取り早く動かす方法をお探しなら、こちら へどうぞ。

(Ubuntu を含む) 多くのディストリビューションでは、"mono-runtime" パッケージだけがインストールされた状態になっていますが、LSL スクリプトコマンドなど、OpenSimulator の一部の機能を動作させるためには、"mono-complete" をインストールする必要があります。

[edit] MS Windows

OpenSimulator の動作には .Net Framework version 3.5 または Mono 2.4.3 以降 が必要です。

[edit] サポートされているコンパイラ

  • Visual Studio 2010
  • Visual Studio 2008
どのエディションでも動作するはずです。無料の Microsoft Visual C# Express Edition も使えます。OpenSimulator は C++ でなく、C# で書かれていますのでご注意ください。
Visual Studio 2005 以前はもうサポートされていません(opensim-dev で提案されたときのメール, opensim-dev で承認されたときのメール)。

[edit] IDE でのコンパイル

  1. "runprebuild.bat" (2008 の場合) か "runprebuild2010.bat" (2010 の場合) を実行してください。
  2. 生成された "OpenSim.sln" を Visual Studio で開きます。
  3. [ビルド] (または [デバッグ]) -> [ソリューションのビルド] を選択します。

[edit] コマンドプロンプトでのコンパイル

  1. "runprebuild.bat" を実行します。
  2. 生成された "compile.bat" を実行するか "nant" を実行します。MSBuild(前者)かnant(後者)を使ってビルドが行われます。

[edit] 補足

  • 64 ビット版 Windows(Vista, Windows 7 ...) でも OpenSimulator を起動できますが、Visual Studio でデバッグする場合は、OpenSim.32BitLaunch をソリューションに追加して、スタートアッププロジェクトに設定しなければなりません。詳細は OpenSimulator in Visual Studio on Win64@Tedds blog を確認してください。
  • Cygwin シェルを使っている場合、"chmod 755 *.dll *.exe" を bin ディレクトリで実行して DLL のパーミッションに関する問題を解決しなければならないことがあるかもしれません。

[edit] Mac OS X

[edit] Mac OS X 10.5 以降, Intel

以下をダウンロードして、インストールするだけです。

XCode や MacPort は今では不要となっています(MacPort で mono の開発ライブラリと nant をインストールしても別に構いませんが)。

nano で OpenSimulator をビルドする場合、"Unable to locate 'mono' module using pkg-config. Download the Mono development packages" というエラーが表示される場合があります。XCode や MacPort が悪さしているのではないかと疑っています(これらを両方とも削除したらうまくいったので)。まあ原因はどうだっていいのですが、/usr/bin/nant スクリプトファイルに以下の行を入れて、この問題に対処しましょう。

#!/bin/sh
export PKG_CONFIG_PATH=/Library/Frameworks/Mono.framework/Libraries/pkgconfig    # これを追加
exec /Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.10.2/bin/mono \
    /Library/Frameworks/Mono.framework/Versions/2.10.2/share/NAnt/bin/NAnt.exe "$@"

"runprebuild.sh" を実行した後、OpenSimulator を MonoDevelop でコンパイルすることができます。ソリューションファイル (*.sln) を MonoDevelop で開き、メニューから Build -> Build All を選択してください。

[edit] Mac OS X 10.4/10.5 on PowerPC


[edit] Ubuntu

(7.10, 8.04, 9.10 など) 古いディストリビューションを使っている Ubuntu ユーザは、 mono を 2.4.3 以降にアップグレードする必要があります。Mono をアップグレードする必要がある場合は、Update Mono on Ubuntu を参照してください。

Ubuntu Karmic (9.10) には mono 2.4.2.3 が入っています。

Ubuntu Lucid (10.04) には mono 2.4.4 が入っています。

Ubuntu Maverick (10.10) には mono 2.6.7 が入っています。

Ubuntu Natty (11.04) には mono 2.6.7 が入っています。

[edit] Ubuntu 10.04 以降

このバージョンでは、mono-complete をインストールするだけで大丈夫です。動作に必要な関連パッケージは一緒にインストールされます。まとめると、ビルドの手順はこうなります。

sudo apt-get install mono-complete
opensim をダウンロード
cd opensim
./runprebuild.sh
xbuild

mono 2.6 系の時点では、xbuild で OpenSimulator を完全にビルドすることができます。xbuild は Ubuntu の mono-complete に含まれていますので、xbuild より nant を使いたいという特段の理由がなければ、他のパッケージをインストールする必要はありません。この2つは、同じ C# コンパイラをそれぞれ別のビルドスクリプト形式で呼び出す別々のビルドシステムです。

オプション (開発者向け): レグレッションテストスイートを実行するには、このように nunit-console をインストールします。

sudo apt-get install nunit-console
nant test

[edit] RHEL, Fedora, CentOS その他 RedHat 系

OpenSimulator のバイナリディストリビューションを動かせるような状態で OpenSimulator をソースからビルドするには、mono の開発ライブラリと nant をインストールする必要があります。以下の両方の項を参照してください。

[edit] Mono ライブラリの取得

OpenSim.exe バイナリディストリビューションを動作させたときに、Mono を自分のディトリビューションのコアリポジトリからインストールした場合は、以下のように入力すれば大丈夫です。

sudo yum install mono-devel

そうでない場合は、次のように入力します(Mono 用の yum リポジトリの設定が済んでいる前提です)。

sudo yum install mono-addon-devel

どちらのコマンドも、関連パッケージを一緒にインストールします。

[edit] NAnt のインストール

"yum info nant" を実行して、nant のバージョンを確認しましょう。見つかったら、次のように入力すれば大丈夫です。

sudo yum install nant

これで、nant を普通に実行できます。

yum リポジトリに nant がなかった場合、もしくは、OpenSimulator を動作させるのにはあまりも古すぎると感じた場合は、NAnt を NAnt プロジェクトサイト から取得してください。そこにある User Manual に詳細な手順が載っています。0.90 時点では、スタートアップスクリプトを以下のように作成します(NAnt を /usr/local/nant に展開したという前提です)。

sudo vi /usr/bin/nant

ファイルの中には、このように書きます。

#!/bin/sh
exec mono /usr/local/nant/bin/NAnt.exe "$@"

それから、実行権限をつけます。

sudo chmod +x /usr/bin/nant

これで、runprebuild.sh を実行して OpenSimulator を nant でビルドすることができるようになります。

[edit] openSUSE

次のように入力します。

sudo zypper install nant

それから、runprebuild.sh と nant を実行します。関連パッケージも一緒にインストールされます。

[edit] FreeBSD

FreeBSD 6.2 では、次のようにします。

su
cd /usr/ports/devel/subversion/ && make install clean (you may also need to rebuild apr-svn if this step fails)
cd /usr/ports/lang/mono/ && make install clean
cd /usr/ports/devel/nant/ && make install clean
cd /usr/ports/databases/sqlite3/ && make install clean
cd /usr/ports/x11-toolkits/libgdiplus/ && make install clean
cd /opensim/installation/directory/
Download opensim
cd opensim
./runprebuild.sh
nant

注) "System.DllNotFoundException: ./libopenjpeg-libsl-2.1.2.0.so" 問題の対応方法は、トラブルシューティングの手順 の通りですが、 "make" ではなく "gmake" を使ってください。

ODE 物理エンジンでは、次の手順を実行します:

cd /usr/ports/graphics/libGL/ && make install clean
cd /usr/ports/graphics/libGLU/ && make install clean
cd /opensim/installation/directory/
svn co http://opensimulator.org/svn/opensim-libs/trunk opensim-libs
cd opensim-libs/unmanaged/OpenDynamicsEngine2/
sh autogen.sh
./configure --enable-shared --enable-release --disable-demos
make
mv ./ode/src/.libs/libode.so /opensim/installation/directory/opensim/bin/

[edit] Debian

Debian 4 (Etch) の debian.org でのサポートは終了しました。5 (Lenny) 以降にアップデートしてから OpenSimulator を起動しましょう。詳細は、Upgrades from previous release@debian.org を参照してください。

Debian 5 (Lenny) 以降では、次のように入力します。

sudo aptitude install nant

それから、runprebuild.sh と nant を実行します。aptitude でなく、apt-get を使用しても構いません。どちらのコマンドも、関連パッケージも一緒にインストールします。

Debian 5(Lenny, 以前の安定版), Debian 6(Squeeze, 安定版), Debian 7(Wheezy, テスト版) で検証しました。

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