動作環境
From OpenSimulator
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Windows 標準のロケールが英語圏以外の場合、残念ながら、Linux のような簡単な対処方法はありません。OpenSim 用にユーザアカウントを新しく作って、言語設定を "English (US)" にして、 | Windows 標準のロケールが英語圏以外の場合、残念ながら、Linux のような簡単な対処方法はありません。OpenSim 用にユーザアカウントを新しく作って、言語設定を "English (US)" にして、 | ||
通常のユーザアカウントから、OpenSim.exe を runas コマンドで(もしくは、Shift キーを押しながらエクスプローラのアイコンを右クリックし、「別のユーザーとして実行」を選択)、先に作った OpenSim 用アカウントを選択します。 | 通常のユーザアカウントから、OpenSim.exe を runas コマンドで(もしくは、Shift キーを押しながらエクスプローラのアイコンを右クリックし、「別のユーザーとして実行」を選択)、先に作った OpenSim 用アカウントを選択します。 | ||
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== Windows == | == Windows == | ||
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注意: XP より昔のバージョンの Windows、例えば NT や 2000 はサポートされていません。.NET Framework 4.0 はまだ正式には OpenSim をサポートしていません。 | 注意: XP より昔のバージョンの Windows、例えば NT や 2000 はサポートされていません。.NET Framework 4.0 はまだ正式には OpenSim をサポートしていません。 | ||
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== Linux == | == Linux == | ||
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+ | sudo apt-get install nant mono-gmcs libmono-microsoft8.0-cil \ | ||
+ | libmono-system-runtime2.0-cil libgdiplus libmono-i18n2.0-cil libmono-oracle2.0-cil | ||
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+ | OpenSim をビルドする必要がある場合は、Nant が必要です。 | ||
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+ | まず、現在デフォルトの yum のリポジトリで取得できるバージョンは、'''1.2.4''' となっています。これは、OpenSimulator の動作条件となっているバージョン (2.4.3) よりもずっと古いです。Ubuntu と違い、CentOS は保守的なので、公式リポジトリをなかなか更新してくれないのは仕方ありません。これに対処するのに、mono のリポジトリを新たに追加します。 | ||
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+ | yum の設定ファイルフォルダに移動して、mono の設定ファイルを作成します。 | ||
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+ | cd /etc/yum.repos.d | ||
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+ | それから、mono.repo に次のように書きます。 | ||
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+ | これで、このリポジトリから新しいバージョンの mono を yum でインストールできるようになりました。別の注意事項ですが、全ての mono パッケージが (IA64 ではなくて) i386 になっているか確認してインストールしてください。32 ビットマシンでは、この点に注意する必要はありません。またその場合は、末尾の ".i386" をつけなくても正しくインストールできます。 | ||
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+ | sudo yum install mono-addon-core.i386 mono-addon-data.i386 mono-addon-data-sqlite.i386 \ | ||
+ | mono-addon-extras.i386 mono-addon-web.i386 mono-addon-winforms.i386 mono-addon-libgdiplus0.i386 | ||
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+ | yum は mono を /ope/novell/mono にインストールしますので、/usr/bin にシンボリックリンクを貼っておきましょう。 | ||
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+ | sudo ln -s /opt/novell/mono/bin/mono /usr/bin/mono | ||
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− | + | 全部終わったら、OpenSim.exe をエラー無しで起動できるようになっているはずです。 | |
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== 参考情報 == | == 参考情報 == |
Revision as of 22:10, 8 May 2011
OpenSim バイナリを動かすためには、OpenSim コードだけでなく、他のパッケージをいくつかインストールする必要があります。
依存関係(動作環境)に関するより詳細な情報は、このページにだけでなく(ここの情報は将来拡充されるはずです)、ビルド手順 にも掲載されていますが、そのページにはビルドにだけ関連する依存関係も載っています。トラブルシューティング にヒントが載っています。
ロケールや地域に関する設定
OpenSimulator は英語のロケール・地域設定にて正しく動作します。英語以外の設定では、スクリプトの動作不良からクラッシュに至るまで、さまざまな問題が発生する可能性があります。
Linux
Linux では、OpenSim.exe は、標準の "C" ロケールで起動するのが簡単です。トラブルシューティング#スクリプトエンジンの問題 に説明があります:
env LANG=C mono OpenSim.exe
ロケールを変更する一般的なやり方についての詳細情報は、トラブルシューティング#ロケールの問題 に掲載されています。
Windows
Windows 標準のロケールが英語圏以外の場合、残念ながら、Linux のような簡単な対処方法はありません。OpenSim 用にユーザアカウントを新しく作って、言語設定を "English (US)" にして、 通常のユーザアカウントから、OpenSim.exe を runas コマンドで(もしくは、Shift キーを押しながらエクスプローラのアイコンを右クリックし、「別のユーザーとして実行」を選択)、先に作った OpenSim 用アカウントを選択します。
Windows
Windows XP の場合は Service Pack 2 (SP2) にアップデートされている必要があります。
Windows XP, VISTA, Windows 7, Server 2003 & 2008 の場合は、.NET Framework 3.5 sp1 (3.51) がインストールされている必要があります。 Microsoft ダウンロードセンターで入手できます: [1]
32-Bit オペレーティングシステム: OpenSim.exe を実行します。
64-Bit オペレーティングシステム: OpenSim.32BitLaunch.exe を実行します。
インストール環境によっては、管理者権限で実行する必要があるかもしれません。(右クリックして、「管理者として実行」を選択)
注意: XP より昔のバージョンの Windows、例えば NT や 2000 はサポートされていません。.NET Framework 4.0 はまだ正式には OpenSim をサポートしていません。
Linux
Mono Version 2.4.3 以上をインストールする必要があります。
Ubuntu
sudo apt-get install nant mono-gmcs libmono-microsoft8.0-cil \ libmono-system-runtime2.0-cil libgdiplus libmono-i18n2.0-cil libmono-oracle2.0-cil
OpenSim をビルドする必要がある場合は、Nant が必要です。
CentOS
この手順は、CentOS 5.5 と 5.6 と、OpenSim 0.7.1 の組み合わせで確認しました。
まず、現在デフォルトの yum のリポジトリで取得できるバージョンは、1.2.4 となっています。これは、OpenSimulator の動作条件となっているバージョン (2.4.3) よりもずっと古いです。Ubuntu と違い、CentOS は保守的なので、公式リポジトリをなかなか更新してくれないのは仕方ありません。これに対処するのに、mono のリポジトリを新たに追加します。
yum の設定ファイルフォルダに移動して、mono の設定ファイルを作成します。
cd /etc/yum.repos.d sudo vi mono.repo
それから、mono.repo に次のように書きます。
[mono] name = novell-mono baseurl=http://ftp.novell.com/pub/mono/download-stable/RHEL_5/ enabled=1 gpgcheck=0
これで、このリポジトリから新しいバージョンの mono を yum でインストールできるようになりました。別の注意事項ですが、全ての mono パッケージが (IA64 ではなくて) i386 になっているか確認してインストールしてください。32 ビットマシンでは、この点に注意する必要はありません。またその場合は、末尾の ".i386" をつけなくても正しくインストールできます。
sudo yum install mono-addon-core.i386 mono-addon-data.i386 mono-addon-data-sqlite.i386 \ mono-addon-extras.i386 mono-addon-web.i386 mono-addon-winforms.i386 mono-addon-libgdiplus0.i386
yum は mono を /ope/novell/mono にインストールしますので、/usr/bin にシンボリックリンクを貼っておきましょう。
sudo ln -s /opt/novell/mono/bin/mono /usr/bin/mono
全部終わったら、OpenSim.exe をエラー無しで起動できるようになっているはずです。
参考情報
OSGrid テクニカルサポートフォーラム。たくさんのインストールチュートリアルが載っています: osgrid.org/forums/viewforum.php
MONO プロジェクト: www.mono-project.com/Main_Page