OpenSim 0.6.9 グリッドモード設定
From OpenSimulator
This article or section is archived information. The information in this page is no longer current, but it is being kept for historical reasons. Do not delete this information, since it may hold historical value. |
Contents |
以前の手順:OpenSim 0.6.9 のグリッドサービスを設定する
注意: 2009 年 7 月から、グリッドサーバは徐々に仕様変更されつつあります。現在既に共通の 'ROBUST' サーバシェルで動作しているサービスもあれば、まだ別のレガシーサーバとして動作しているサービスもあります。 ROBUST の詳細はこちら -->ROBUST <-- UGAIM から UGRM (0.6.6 -> 0.6.7) や、 UGRM から URM (0.6.7 -> 0.6.8) への移行方法も載っています。 |
...
現在既に共通の 'ROBUST' (Basic Universal Server Technology) サーバシェルで動作しているサービスもあれば、まだ別のレガシーサーバとして動作しているサービスもあります。
OpenSim 0.6.8 時点では、R.O.B.U.S.T. にはアセット (A) 、グリッド (G) 、インベントリ (I) 機能へのコネクタがあります。レガシーサーバにはさらにユーザ (U) とメッセージング (M) 機能を動作させる必要があります。以下のステップで初期設定して起動することができるようになります。現在のディレクトリが OpenSim ディストリビューションの bin/ になっているという前提で説明しています。
- ユーザサーバの設定
- OpenSim.Grid.UserServer.exe を実行します。
- 設定に関する質問をたくさんされます。1つのマシンに全部のグリッドサーバがある場合、ほとんどデフォルトのままにしておくのが安全です。設定は UserServer_Config.xml ファイルに格納され、必要に応じて後で変更することができます。
- ユーザサーバが起動し、コマンドプロンプトに次のように表示します:
- R.O.B.U.S.T. の設定
- OpenSim.Server.ini.example を OpenSim.Server.ini にコピーします。ConnectionString を自分のデータベース設定に書き換えるのを忘れないようにしてください。(バージョン 0.6.6 では、OpenSim.Services.ini.example を OpenSim.Services.ini にコピーします - そして OpenSim.Server の代わりに OpenSim.Services を使用します)
- OpenSim.Server.exe を実行します。
- サーバはアセット、インベントリ、グリッドコンポーネントを配備し、 R.O.B.U.S.T. プロンプトに次のように表示します:
- R.O.B.U.S.T. 設定ファイルに関する詳しい情報や、古い版の OpenSim からの移行に関する詳しい情報は、 ROBUST を参照してください。
- メッセージングサーバの設定
- OpenSim.Grid.MessagingServer.exe を実行します。
- 設定に関する質問に答えます。こちらも、同一マシンで全てのサーバを動かす場合、全ての質問でエンターキーを押すのが安全です。設定は MessagingServer_Config.xml に格納されます。
- サーバが起動し、コマンドプロンプトに次のように表示されます:
User#
Linux
bin$ cp OpenSim.Server.ini.example OpenSim.Server.ini
Windows
C:\OpenSim\bin> copy OpenSim.Server.ini.example OpenSim.Server.ini
R.O.B.U.S.T.#
Messaging#
レガシーサーバを動かす際の情報、特に ROBUST フレームワークのない 0.6.7 以前の版を使っている場合は、 LegacyServers を参照してください。
グリッドサービス実行可能プログラムを起動するコマンドのまとめ
Windows
cd bin OpenSim.Grid.UserServer.exe OpenSim.Server.exe OpenSim.Grid.MessagingServer.exe
Linux / Mac OS X
cd bin mono OpenSim.Grid.UserServer.exe mono OpenSim.Server.exe mono OpenSim.Grid.MessagingServer.exe
地域を設定する
最初に起動すると、新しい OpenSim インストーラは1つの地域を設定するのに一連の質問をしてきます。この設定を変更したり、複数の地域を設定したい場合は、 地域の設定 を参照してください。
地域シミュレータを設定し、起動する
- [Architecture] セクションを探し、以下の行をコメントアウトします。
- OpenSim.ini を保存し、 config-include ディレクトリに移動します。
- 以下のファイルをコピーします。
- これらのファイル (Grid.ini, GridCommon.ini, CenomeCache.ini and FlotsamCache.ini) を全て開いて適宜編集します。
- これで、 SIM を起動する準備ができました。 OpenSim.exe の起動モードは、通常 OpenSim.ini に書かれた設定に基づきます。設定されていなかったり、ファイルが存在しなかったりすると、デフォルトではスタンドアロンモードとなります。お望みなら、次のようにコマンドラインで OpenSim を強制的にグリッドモードで起動することができます。
- ユーザサーバのコンソールを開き、 'create user' と入力して新しいアバターを作成します。名前とパスワード、ホームロケーションとなる SIM の XY 座標を尋ねてきます。 1000 と 1000 、もしくはスタンドアロンモードで作成したときに設定した SIM の位置を指定します。これらのサーバのコンソールで 'help' と入力するとコマンドのリストが表示されるはずです。
- これで、新しいグリッドに SecondLife クライアントで接続する準備ができました。クライアントには SIM のサーバでなくユーザサーバを指定します:
Include-Standalone = "config-include/Standalone.ini"
そして、以下の行のコメントを外します。
Include-Grid = "config-include/Grid.ini
GridCommon.ini.example を GridCommon.ini に CenomeCache.ini.example を CenomeCache.ini に FlotsamCache.ini.example を FlotsamCache.ini に
OpenSim.exe -gridmode=true
ODE 物理プラグインを 64 ビット版 Windows で使用している場合は、
OpenSim.32BitLaunch.exe
Mono を Linux や Mac OSX で使用している場合は、
mono OpenSim.exe -gridmode=true
運が良ければ、致命的なエラーもなく最後まで進むでしょう。
secondlife -loginuri http://127.0.0.1:8002/
8002 はユーザサーバのデフォルトポートです。同じマシンの中になければ、 IP アドレスをユーザサーバが動作しているサーバに変更しなければなりません。 Happy OpenSimming!
注意: Windows Vista を使用している場合は、必ず管理者としてサーバを起動しましょう。そうしないと、コンソールに "Error - Access denied" のようなエラーが表示されることになります。