シミュレータ・パラメタの設定

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設定ファイルに、他の設定ファイルをインクルードすることができます。例えば、標準的なスタンドアロン設定は以下の INI ファイルから読み込まれます(ログやコンソールには、この順番で表示されます)。
 
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  OpenSimDefaults.ini (OpenSim 0.7.1 以降)
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  config-include/storage/SQLiteStandalone.ini
 
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OpenSimDefaults.ini (OpenSim 0.7.1 以降) や OpenSim.ini は、起動時に毎回チェックされます。しかし、他の INI ファイルは上記の INI ファイルに書いてあるインクルード指示を受けてロードされます。
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OpenSimDefaults.ini (OpenSimulator 0.7.1 以降) や OpenSim.ini は、起動時に毎回チェックされます。しかし、他の INI ファイルは上記の INI ファイルに書いてあるインクルード指示を受けてロードされます。
  
例えば、OpenSim.ini の一番下にある [Architecture] セクションには、設定可能なアーキテクチャのインクルード文が列挙されています。例えば、デフォルトの OpenSim 0.7.1 スタンドアロン設定では、次のようになっています。
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例えば、OpenSim.ini の一番下にある [Architecture] セクションには、設定可能なアーキテクチャのインクルード文が列挙されています。例えば、デフォルトの OpenSimulator 0.7.1 スタンドアロン設定では、次のようになっています。
  
 
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bin/ フォルダの中にある OpenSim.ini や OpenSimDefaults.ini はシミュレータ・パラメタ (チャット距離、物理属性など) を扱います。config-include の中のパラメタはデータサービス (地域データベース、アセット・サービス、インベントリ・サービスなど) のロケーションやパラメタを調整するものです。
 
bin/ フォルダの中にある OpenSim.ini や OpenSimDefaults.ini はシミュレータ・パラメタ (チャット距離、物理属性など) を扱います。config-include の中のパラメタはデータサービス (地域データベース、アセット・サービス、インベントリ・サービスなど) のロケーションやパラメタを調整するものです。
  
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設定ファイルにはいくつかのセクションがあり、それぞれのセクションは角括弧 ([]) で囲まれた名前で始まります。例えば、OpenSim.ini.example では次のようになっています(説明文は省略)。
 
設定ファイルにはいくつかのセクションがあり、それぞれのセクションは角括弧 ([]) で囲まれた名前で始まります。例えば、OpenSim.ini.example では次のようになっています(説明文は省略)。
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設定パラメタは各セクションの後に記述されています。それぞれ、<parameter> = <value> の形式となっています (例:whisper_distance = 10)。
 
設定パラメタは各セクションの後に記述されています。それぞれ、<parameter> = <value> の形式となっています (例:whisper_distance = 10)。
  
OpenSim.ini.example で、パラメタが先頭にセミコロン (;) がついた状態でコメントアウトされていると、OpenSimDefaults.ini の値が代わりに使われるか(OpenSim 0.7.1 以降)、OpenSim 自体に存在するデフォルト値が使われます。
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OpenSim.ini.example で、パラメタが先頭にセミコロン (;) がついた状態でコメントアウトされていると、OpenSimDefaults.ini の値が代わりに使われるか(OpenSimulator 0.7.1 以降)、OpenSimulator 自体に存在するデフォルト値が使われます。
  
 
パラメタを変更するには、コメントを外して値を変更します。例えば、自分の SIM でささやきの範囲を 50 メートルにしたい場合、OpenSim.ini を次のように変更します。
 
パラメタを変更するには、コメントを外して値を変更します。例えば、自分の SIM でささやきの範囲を 50 メートルにしたい場合、OpenSim.ini を次のように変更します。
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SIM が次に起動されたタイミングで、OpenSimDefualts.ini があればその値をオーバーライド(=上書き)して、ささやきの範囲は 50m となります。
 
SIM が次に起動されたタイミングで、OpenSimDefualts.ini があればその値をオーバーライド(=上書き)して、ささやきの範囲は 50m となります。
  
OpenSim 0.7.1 以降では、OpenSimDefaultsini ではなく、OpenSim.ini のパラメタを変更することを推奨しています。これは、以前のリリースから、たくさんのパラメタが新規に追加されたり名前が変更されたりしたためです。変更が必要な一般的なパラメタは、既に OpenSim.ini.example に記載されています。OpenSimDefaults.ini には、これらのパラメタや、よりマニアックなパラメタのデフォルト値が記載されています。OpenSim.ini.example になく、OpenSimDefults.ini にあるパラメタをオーバーライドしたい場合は、当該セクションを OpenSim.ini にコピーして、コピーした先の値を変更することをお勧めします。
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OpenSimulator 0.7.1 以降では、OpenSimDefaultsini ではなく、OpenSim.ini のパラメタを変更することを推奨しています。これは、以前のリリースから、たくさんのパラメタが新規に追加されたり名前が変更されたりしたためです。変更が必要な一般的なパラメタは、既に OpenSim.ini.example に記載されています。OpenSimDefaults.ini には、これらのパラメタや、よりマニアックなパラメタのデフォルト値が記載されています。OpenSim.ini.example になく、OpenSimDefults.ini にあるパラメタをオーバーライドしたい場合は、当該セクションを OpenSim.ini にコピーして、コピーした先の値を変更することをお勧めします。
  
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以上のようにして、複数の設定ファイルに同一のセクションが存在する場合、設定は集約されます。後に読み込まれる設定が、先に読み込まれた設定と同じ名前の場合、後に読み込まれる設定が先に読み込まれた設定をオーバーライドします。
 
以上のようにして、複数の設定ファイルに同一のセクションが存在する場合、設定は集約されます。後に読み込まれる設定が、先に読み込まれた設定と同じ名前の場合、後に読み込まれる設定が先に読み込まれた設定をオーバーライドします。
  
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シミュレータのコンソールでは、"config show" コマンドで、実際に使用されているパラメタの情報を取得することができます。意図したパラメタがシミュレータにロードされたかを確認したいときに便利です。
 
シミュレータのコンソールでは、"config show" コマンドで、実際に使用されているパラメタの情報を取得することができます。意図したパラメタがシミュレータにロードされたかを確認したいときに便利です。
 
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Latest revision as of 23:06, 3 March 2012

Contents

[edit] 構成

OpenSimulator の設定は、Windows の INI ファイルのような感じで、非常に複雑な構造となっています。いろいろな用途、あらゆるアーキテクチャに対応できるようにするために、このような構造になっています。

設定ファイルに、他の設定ファイルをインクルードすることができます。例えば、標準的なスタンドアロン設定は以下の INI ファイルから読み込まれます(ログやコンソールには、この順番で表示されます)。

OpenSimDefaults.ini (OpenSimulator 0.7.1 以降)
OpenSim.ini
config-include/Standalone.ini
config-include/StandaloneCommon.ini
config-include/CenomeCache.ini (デフォルトの状態では存在しない)
config-include/storage/SQLiteStandalone.ini

OpenSimDefaults.ini (OpenSimulator 0.7.1 以降) や OpenSim.ini は、起動時に毎回チェックされます。しかし、他の INI ファイルは上記の INI ファイルに書いてあるインクルード指示を受けてロードされます。

例えば、OpenSim.ini の一番下にある [Architecture] セクションには、設定可能なアーキテクチャのインクルード文が列挙されています。例えば、デフォルトの OpenSimulator 0.7.1 スタンドアロン設定では、次のようになっています。

[Architecture]
   Include-Architecture = "config-include/Standalone.ini"
   ; Include-Architecture = "config-include/StandaloneHypergrid.ini"
   ; Include-Architecture = "config-include/Grid.ini"
   ; Include-Architecture = "config-include/GridHypergrid.ini"
   ; Include-Architecture = "config-include/SimianGrid.ini"
   ; Include-Architecture = "config-include/HyperSimianGrid.ini"

1つ以上のセミコロン (;) で始まっている行は、コメントアウトされたものとみなされ、有効な設定とはなりません。この例では、OpenSimulator は OpenSim.ini を読み込んだとき、その後で config-include/Standalone.ini を読みにいき、そこから config-include/StandaloneCommon.ini などを順次インクルードしていきます。

設定ファイルが見つからない場合、無視され、見つからない旨がログに記録されます。

bin/ フォルダの中にある OpenSim.ini や OpenSimDefaults.ini はシミュレータ・パラメタ (チャット距離、物理属性など) を扱います。config-include の中のパラメタはデータサービス (地域データベース、アセット・サービス、インベントリ・サービスなど) のロケーションやパラメタを調整するものです。

[edit] シミュレータの設定変更

設定ファイルにはいくつかのセクションがあり、それぞれのセクションは角括弧 ([]) で囲まれた名前で始まります。例えば、OpenSim.ini.example では次のようになっています(説明文は省略)。

[Startup]
   ; save_crashes = false
   ; crash_dir = "crashes"
   ...
[SMTP]
   ; enabled = false
   ...
[Chat]
   ; whisper_distance = 10

設定パラメタは各セクションの後に記述されています。それぞれ、<parameter> = <value> の形式となっています (例:whisper_distance = 10)。

OpenSim.ini.example で、パラメタが先頭にセミコロン (;) がついた状態でコメントアウトされていると、OpenSimDefaults.ini の値が代わりに使われるか(OpenSimulator 0.7.1 以降)、OpenSimulator 自体に存在するデフォルト値が使われます。

パラメタを変更するには、コメントを外して値を変更します。例えば、自分の SIM でささやきの範囲を 50 メートルにしたい場合、OpenSim.ini を次のように変更します。

[Chat]
   whisper_distance = 50

SIM が次に起動されたタイミングで、OpenSimDefualts.ini があればその値をオーバーライド(=上書き)して、ささやきの範囲は 50m となります。

OpenSimulator 0.7.1 以降では、OpenSimDefaultsini ではなく、OpenSim.ini のパラメタを変更することを推奨しています。これは、以前のリリースから、たくさんのパラメタが新規に追加されたり名前が変更されたりしたためです。変更が必要な一般的なパラメタは、既に OpenSim.ini.example に記載されています。OpenSimDefaults.ini には、これらのパラメタや、よりマニアックなパラメタのデフォルト値が記載されています。OpenSim.ini.example になく、OpenSimDefults.ini にあるパラメタをオーバーライドしたい場合は、当該セクションを OpenSim.ini にコピーして、コピーした先の値を変更することをお勧めします。

[edit] 集約・オーバーライド

以上のようにして、複数の設定ファイルに同一のセクションが存在する場合、設定は集約されます。後に読み込まれる設定が、先に読み込まれた設定と同じ名前の場合、後に読み込まれる設定が先に読み込まれた設定をオーバーライドします。

[edit] パラメタに関する情報の取得

シミュレータのコンソールでは、"config show" コマンドで、実際に使用されているパラメタの情報を取得することができます。意図したパラメタがシミュレータにロードされたかを確認したいときに便利です。

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