Restコンソール

From OpenSimulator

(Difference between revisions)
Jump to: navigation, search
m (Categorized into Category:Japanese Translations)
m (Robot: Replacing 'OpenSim' to 'OpenSimulator', which is the precise name)
 
(One intermediate revision by one user not shown)
Line 1: Line 1:
 
{{Quicklinks/ja|RestConsole}}
 
{{Quicklinks/ja|RestConsole}}
  
==REST コンソールについて==
+
== REST コンソールについて ==
REST コンソールを使うと、OpenSim サービスのさまざまな管理をリモートで実行できるようになります。
+
REST コンソールを使うと、OpenSimulator サービスのさまざまな管理をリモートで実行できるようになります。
  
 
このインターフェースを使うと、コマンドをサーバに送信し、結果を取得できるようになります。データの送受信は RESTful な HTTP で行われます。
 
このインターフェースを使うと、コマンドをサーバに送信し、結果を取得できるようになります。データの送受信は RESTful な HTTP で行われます。
Line 12: Line 12:
 
サンプルのコンソールクライアント、OpenSim.ConsoleClient.exe を見てみると、仕組みがわかると思います。
 
サンプルのコンソールクライアント、OpenSim.ConsoleClient.exe を見てみると、仕組みがわかると思います。
  
==使い方==
+
== 使い方 ==
 
リモートコンソールを使うには、OpenSimulator 系のサービスを <tt>-console rest</tt> を引数に指定して起動します。
 
リモートコンソールを使うには、OpenSimulator 系のサービスを <tt>-console rest</tt> を引数に指定して起動します。
  
Line 21: Line 21:
 
  mono OpenSim.exe -console rest
 
  mono OpenSim.exe -console rest
  
==構文==
+
== 構文 ==
 
ここでは、OpenSimulator 系のサービスのアドレスが <nowiki>http://foo.bar:8002</nowiki> になっていると仮定して説明します。
 
ここでは、OpenSimulator 系のサービスのアドレスが <nowiki>http://foo.bar:8002</nowiki> になっていると仮定して説明します。
  
まず、HTTP POST リクエストを送信して新しいセションを開始します。ユーザ名とパスワードは、OpenSim.ini の <tt>[Network]</tt> セクションの <tt>ConsoleUser</tt> と <tt>ConsolePass</tt> と一致させる必要があります。<br>
+
まず、HTTP POST リクエストを送信して新しいセションを開始します。ユーザ名とパスワードは、OpenSim.ini の <tt>[Network]</tt> セクションの <tt>ConsoleUser</tt> と <tt>ConsolePass</tt> と一致させる必要があります。<br />
 
パラメタ: USER, PASS
 
パラメタ: USER, PASS
 
  <nowiki>http://foo.bar:8002/StartSession/</nowiki>
 
  <nowiki>http://foo.bar:8002/StartSession/</nowiki>
 
返答: (XML) <ConsoleSession><SessionID></SessionID><Prompt></Prompt></ConsoleSession>
 
返答: (XML) <ConsoleSession><SessionID></SessionID><Prompt></Prompt></ConsoleSession>
  
これでセション ID が取得できました。これを使って、コマンドを送信して、結果を受信します。まず、コンソールのスクロールバック・バッファを取得しましょう。<br>
+
これでセション ID が取得できました。これを使って、コマンドを送信して、結果を受信します。まず、コンソールのスクロールバック・バッファを取得しましょう。<br />
 
パラメタ: なし
 
パラメタ: なし
 
  <nowiki>http://foo.bar:8002/ReadResponses/<SessionID>/</nowiki>
 
  <nowiki>http://foo.bar:8002/ReadResponses/<SessionID>/</nowiki>
返答: (XML) <ConsoleSession><Line Number=x></Line></ConsoleSession><br>
+
返答: (XML) <ConsoleSession><Line Number=x></Line></ConsoleSession><br />
 
レスポンスには、現在はバッファにある全ての行が含まれています。もう一度取得すると、新しい行だけが取得されます。データがない場合、30 秒間待機した後で、エラーを返します。クライアントは再試行 (ポーリング) する必要があります。
 
レスポンスには、現在はバッファにある全ての行が含まれています。もう一度取得すると、新しい行だけが取得されます。データがない場合、30 秒間待機した後で、エラーを返します。クライアントは再試行 (ポーリング) する必要があります。
  
セション ID を ID パラメタの値に指定して、再度 POST リクエストを送信しましょう。<br>
+
セション ID を ID パラメタの値に指定して、再度 POST リクエストを送信しましょう。<br />
 
パラメタ: ID, COMMAND
 
パラメタ: ID, COMMAND
 
  <nowiki>http://foo.bar:8002/SessionCommand/</nowiki>
 
  <nowiki>http://foo.bar:8002/SessionCommand/</nowiki>
返答: (XML) <ConsoleSession><Result></Result></ConsoleSession><br>
+
返答: (XML) <ConsoleSession><Result></Result></ConsoleSession><br />
 
全てがうまくいくと、コマンドが実行されるはずです。他のコマンドも試してみましょう。
 
全てがうまくいくと、コマンドが実行されるはずです。他のコマンドも試してみましょう。
  
コネクションを切断する際には、さらに POST リクエストを送信します。<br>
+
コネクションを切断する際には、さらに POST リクエストを送信します。<br />
 
パラメタ: ID
 
パラメタ: ID
 
  <nowiki>http://foo.bar:8002/CloseSession/</nowiki>
 
  <nowiki>http://foo.bar:8002/CloseSession/</nowiki>
返答: (XML) <ConsoleSession><Result></Result></ConsoleSession><br>
+
返答: (XML) <ConsoleSession><Result></Result></ConsoleSession><br />
 
セションが終了します。またコマンドを送信する場合は、再度ログインしなければならなくなります。
 
セションが終了します。またコマンドを送信する場合は、再度ログインしなければならなくなります。
  
==サンプル==
+
== サンプル ==
 
[[RestConsole#Examples]] を見てください。
 
[[RestConsole#Examples]] を見てください。
 
{{DEFAULTSORT:れすと}}
 
{{DEFAULTSORT:れすと}}
 +
 
[[Category:Japanese Translations]]
 
[[Category:Japanese Translations]]

Latest revision as of 22:57, 3 March 2012

Contents

[edit] REST コンソールについて

REST コンソールを使うと、OpenSimulator サービスのさまざまな管理をリモートで実行できるようになります。

このインターフェースを使うと、コマンドをサーバに送信し、結果を取得できるようになります。データの送受信は RESTful な HTTP で行われます。

送信は非常に単純ですが、受信はそうもいきません。CAPS URI に Long Poll を仕掛けて接続を維持しながら、 Reverse HTTP で受信します。

プロトコルの効率を上げるため、ヘルプ機能がクライアントに送信されます。キー入力の内容をいちいちサーバに送信するのではなく、入力チェックを通過したコマンドラインだけが送信されるようになっています。これを可能にするために、サーバは burst-on-connect でデータを送信します。データの内容は、発行できるコマンドの一覧と、ヘルプ情報となっています。この情報を使って、クライアントは "help" コマンドで表示される内容をローカルでも生成することができるようになっています。もちろん、インタラクティブにコマンドラインのヘルプを送信することもできます。

サンプルのコンソールクライアント、OpenSim.ConsoleClient.exe を見てみると、仕組みがわかると思います。

[edit] 使い方

リモートコンソールを使うには、OpenSimulator 系のサービスを -console rest を引数に指定して起動します。

例:グリッドモードの Robust サーバの場合

mono Robust.exe -console rest

例:シミュレータの場合 (グリッド・スタンドアロン共通)

mono OpenSim.exe -console rest

[edit] 構文

ここでは、OpenSimulator 系のサービスのアドレスが http://foo.bar:8002 になっていると仮定して説明します。

まず、HTTP POST リクエストを送信して新しいセションを開始します。ユーザ名とパスワードは、OpenSim.ini の [Network] セクションの ConsoleUserConsolePass と一致させる必要があります。
パラメタ: USER, PASS

http://foo.bar:8002/StartSession/

返答: (XML) <ConsoleSession><SessionID></SessionID><Prompt></Prompt></ConsoleSession>

これでセション ID が取得できました。これを使って、コマンドを送信して、結果を受信します。まず、コンソールのスクロールバック・バッファを取得しましょう。
パラメタ: なし

http://foo.bar:8002/ReadResponses/<SessionID>/

返答: (XML) <ConsoleSession><Line Number=x></Line></ConsoleSession>
レスポンスには、現在はバッファにある全ての行が含まれています。もう一度取得すると、新しい行だけが取得されます。データがない場合、30 秒間待機した後で、エラーを返します。クライアントは再試行 (ポーリング) する必要があります。

セション ID を ID パラメタの値に指定して、再度 POST リクエストを送信しましょう。
パラメタ: ID, COMMAND

http://foo.bar:8002/SessionCommand/

返答: (XML) <ConsoleSession><Result></Result></ConsoleSession>
全てがうまくいくと、コマンドが実行されるはずです。他のコマンドも試してみましょう。

コネクションを切断する際には、さらに POST リクエストを送信します。
パラメタ: ID

http://foo.bar:8002/CloseSession/

返答: (XML) <ConsoleSession><Result></Result></ConsoleSession>
セションが終了します。またコマンドを送信する場合は、再度ログインしなければならなくなります。

[edit] サンプル

RestConsole#Examples を見てください。

Personal tools
General
About This Wiki