地域の設定
From OpenSimulator
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==OpenSim 0.6.7 以降== | ==OpenSim 0.6.7 以降== | ||
デフォルトでは、OpenSim 0.6.7 以降の地域は bin/Regions ディレクトリ内の Regions.ini に設定値が格納されます。OpenSim のインストールをはじめて行うと、一通りの質問をして、最初の地域を設定してくれます。 | デフォルトでは、OpenSim 0.6.7 以降の地域は bin/Regions ディレクトリ内の Regions.ini に設定値が格納されます。OpenSim のインストールをはじめて行うと、一通りの質問をして、最初の地域を設定してくれます。 |
Revision as of 19:55, 19 June 2010
OpenSim 0.6.7 以降
デフォルトでは、OpenSim 0.6.7 以降の地域は bin/Regions ディレクトリ内の Regions.ini に設定値が格納されます。OpenSim のインストールをはじめて行うと、一通りの質問をして、最初の地域を設定してくれます。
Regions.ini の例です。
[Big Fat Region] RegionUUID = 5ce85740-6460-43d3-ba4c-29207b010072 Location = 1000,1000 InternalAddress = 0.0.0.0 InternalPort = 9000 AllowAlternatePorts = False ExternalHostName = 192.168.1.2 MasterAvatarFirstName = Justin MasterAvatarLastName = Clark-Casey MasterAvatarSandboxPassword = yeahokay
この表は、Regions.ini の項目とセットアップ時の質問の関係を示しています。それぞれの質問に関する詳細は、設定#OpenSim を最初に起動するを参照してください。
項目 | セットアップ時の質問 | 説明 |
---|---|---|
[Big Fat Region] | New region name | 地域の名前。 |
RegionUUID | Region UUID | 地域の一意ID。 |
Location | Region Location | グリッドの中での地域の位置。 |
InternalAddress | Internal IP address | 0.0.0.0 または固定 IP アドレス。 |
InternalPort | Internal port | クライアントの接続を受け付けるポート番号。 |
AllowAlternatePorts | Allow alternate ports | 未使用。常に False 。 |
ExternalHostName | External host name | ルータの外部 IP アドレスまたは FQDN 。 |
MasterAvatarFirstName | Master Avatar first name | (0.6.9 以前) マスターアバターのファーストネーム。 |
MasterAvatarLastName | Master Avatar last name | (0.6.9 以前) マスターアバターのラストネーム。 |
MasterAvatarSandboxPassword | Master Avatar sandbox password | (0.6.9 以前) マスターアバターのパスワード。 |
他の地域を追加したい場合は、
- Regions.ini にセクションをもう1個追加します。
- bin/Regions に .ini ファイルを別途作成します。
- 古い形式の OpenSim.xml ファイルを作成します(OpenSim 0.6.7 でもまだ動作します)。
- もしくは、地域コマンドを地域コンソールで発行します(0.6.7 では少しバグがあるようですので、推奨しません)。
Region.ini に2個目の地域を追加する例です。
[Big Fat Region] RegionUUID = 5ce85740-6460-43d3-ba4c-29207b010072 Location = 1000,1000 InternalAddress = 0.0.0.0 InternalPort = 9000 AllowAlternatePorts = False ExternalHostName = 192.168.1.2 MasterAvatarFirstName = Justin MasterAvatarLastName = Clark-Casey MasterAvatarSandboxPassword = yeahokay [Greek Wedding] RegionUUID = 5c445740-6460-43d3-ba4c-444444445555 Location = 1000,1001 InternalAddress = 0.0.0.0 InternalPort = 9001 AllowAlternatePorts = False ExternalHostName = 192.168.1.2 MasterAvatarFirstName = Justin MasterAvatarLastName = Clark-Casey MasterAvatarSandboxPassword = yeahokay
見ての通り、2番目の地域は Greek Wedding という名前で、違う UUID になっています。違う位置 (1000,1001) で違う InternalPort (9001) になっています。その他はまったく一緒です。
新しい UUID を作成するには、手作業でひねりだすか(例えば、[0-9][A-F] の範囲で文字を1個変える)、uuidgen webpage にあるジェネレータを使用するかします。Unix では、 uuidgen コマンドを使用することもできます。
OpenSim 0.6.6 以前
強力なジェネレータがここにあります: RegionGenerator
同じマシンで複数の地域を稼働させるには、'default.xml' ファイルのコピーを bin/Regions/ ディレクトリに複数作成するだけでよいです。OpenSim コマンドプロンプトで create region と入力したり、share/regions にある make.php を使ったり、手作業でファイルを作成したりもできます。
手作業でファイルを作成したい場合は、
- default.xml ファイルのコピーを bin/Regions ディレクトリに作成し、なんでもいいので名前をつけます(私は自分のファイルに region.x.y.xml とつけます。region が地域の名前で、x と y がグリッド座標です。)
- それぞれの xml ファイルを開き、UUID (ジェネレータが uuidgen webpage にあります。または Unix では、uuidgen コマンドを使います)、地域の名前、XY 座標、内部 IP ポート番号を編集します。
重要! 地域の作成方法にかかわらず、地域の UUID 、名前、グリッド座標はグリッドの中で一意でなければなりません。ポート番号はマシンの中で一意でなければなりません。内部 IP アドレス や外部ホスト名は全ての地域で同じでなければなりません。
ちなみに、地域を連結させたいときは、sim_location_x や sim_location_y は隣りあった番号にしなければなりません。そうすれば地域の間を行ったり来たりできます。 重要: これらのグリッド座標はメートルではありません。SIM の位置です。 (1000, 1000) は (1001,1000) 、(1000, 1001) などと隣りあわせになります。1256, 2000, 2048 を指定すると 1000 とは隣りあわせとならず、かなり遠く離れたところになり、お互いの SIM から見えることはありません。
2個以上の xml ファイルが bin/Regions フォルダにあれば、OpenSim.exe を1個起動させれば全ての SIM が起動するようになります!エラーが発生したら、 xml ファイルの記述が間違っている可能性が高いです。